
▼沖縄にこんな詩を思い浮かべるばかりだ。「石屋に切られた切石は/飛んで街道の水たまり/学校もどりの左側/はだしの子供よ気をつけな/切り石や切られておこってる」。金子みすゞの「切り石」という一編詩であるが、沖縄と重なるのだ。先の大戦で本土防衛の捨て石にされ、戦後は...
▼ヘルシンキ五輪で陸上長距離三冠を成したザトペックが言った。「誰かに勝ちたいだけなら、100mを走ればよい。でも、何かを経験したいなら、マラソンを走ることだ」。が、ロンドン五輪を目指す人たちは勝とうと走った。2時間7分48秒。日本歴代7位の好タイムで2位。藤原新選手は代表に...
▼谷川俊太郎に「先生」という詩がある。「自分の知っていることは何もかも教えたい/先生は毎日はりきって学校へやってきます」と始まり、こう書かれる。先生は入れ歯で、外れたら生徒にばかにされ、何を教えても信用されなくなるという心配事があり、そのことを考えると無口になっ...
▼「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012年」(2月23―27日)が始まった。ことしは招待作品10本、313あった応募からノミネートされたコンペティション部門作品12本など100本を超える映画が楽しめる。初日は恒例のオープン式やパーティーを行い、「シャーロック・ホームズ シャドウゲー...
▼SF小説では早くに書かれているというので、調べてみた。くしくも同じ年なのだが、1979年にあの「2001年宇宙の旅」のアーサー・チャールズ・クラークが「楽園の泉」という作品で、そしてチャールズ・シェフィールドが「星ぼしに架ける橋」という作品で取り上げているそうだ。いずれ...
▼握力が強い人ほど長生きをするらしい。厚生労働省の研究班が20年余に及ぶ追跡調査を実施し、その傾向にあることがわかったという。2527人を握力の違いで分けて調べると、最も強い組(男性47kg以上、女性28kg以上)の死亡リスクは最も弱い組(男性35kg未満、女性19kg未満)の約4割も低かったそう...
▼日本の食「和食」がユネスコの「世界無形文化遺産」登録へ向かうことになった。文化審議会の文化財分科会が同遺産に提案することを妥当と判断した。これを受け、3月中に政府として提案すること決めるという。同遺産には既にフランス美食術、トルコ伝統料理、地中海料理、メキシコ伝...
▼「ノー残業形ばかりで猛残業」「叱らずに育てた部下に怒鳴られる」「便座さえオレに冷たい会社内」「オレ流を通して職場戦力外」「雑用もスーパーサブとおだてられ」。第一生命保険恒例の「サラリーマン川柳」の傑作選が発表された。応募2万7184点中の100句である。職場、仕事、家庭...
▼知人が北海道に帰ってきた。職を失って帰ってきた。風力発電事業を行う会社に勤め、本州にある発電所で働いていた。環境を損わずに電気をつくる仕事は、やりがいがあった。が、その電気は思うように売れなかった。会社は給与遅配の状態に陥り、先も見えないということでの結果だっ...
▼地球初の生命体の誕生は、海ではなく、陸地だった―。そんな研究結果が発表された。概要を伝える「ナショナルジオグラフィック」によれば、同研究は、地球の生命は火山による蒸気で熱せられてぬるぬるした泥がたまる熱泥泉で誕生した可能性が高いとするという。海底に生命が繁栄す...
▼新刊文庫本「ニッポンのサイズ―身体ではかる尺貫法」(石川英輔著、講談社)を手にした。いろんなことを考えさせられた。著者は、他に「大江戸テクノロジー事情」「大江戸リサイクル事情」「大江戸省エネ事情」「大江戸えころじー事情」などを書いている。江戸時代の社会が合理的だ...
▼インフルエンザが猛威を振るいだした。この時期では2002年以降で最高の水準で増えて、患者(推計)は約211万人を数えるに至っているという。それは日本人の60人に1人の割合なのだから、大変だ。猛威を振るうのはA香港型で、5季ぶりの流行のため、免疫力がなくなっているせいらしい。2月...
▼北海道雨竜郡秩父別町生まれ、「原爆の図」シリーズ制作、1995年ノーベル平和賞候補…。ことしは、洋画家丸木俊の生誕100年の年である。1912年のきょう、2月11日に生を受けた(没したのは2000年)。1月21―27日に美唄、今月1―7日には深川で「原爆の図」展が行われていた。埼玉にある丸木美術...
▼ビアスの警句集「悪魔の辞典」にこうある。「戦闘」は、「舌ではどうにもならない政治関係の結び目を歯でもってほどいてみせること」とある。残念ながら、対極にある語「防衛」については「悪魔の辞典」にない。が、「戦闘」を参考にすれば、「防衛」は「舌ではどうにもならない政...
▼福島はきのう、明日へ一歩踏み出した。いわき市のスパリゾートハワイアンズが営業再開した。3・11震災から7カ月で部分開業にこぎつけ、11カ月で全面復活の日を迎えた。あすからは送迎バス・新宿便、さいたま新都心便、横浜便を運行開始する。よみがえった大型温泉プールには招待した1...
▼バレエの歴史に名を刻むバレリーナにアンナ・パヴロヴナ・パブロワ(1881―1931年、ロシア)がいる。ほかのバレリーナが踊ることを恐れたほどの「瀕死の白鳥」の名演などで知られ、世界中を巡っては踊り、世界中に感動を与えた。1922年に来日した。その踊りは、後に日本でバレエが普及す...
▼「沈黙の夜の宿舎の窓開けて故里の空をしみじみと見き」「涙なく声も出せずに立ち尽くす六十一年目わが家の前に」。東海林諦顕という人の歌である。東海林さんは秋田県在住の歌人だが、1934年に国後に生まれた。2003年にビザなし交流で61年ぶりに故郷の土を踏んだ。そのときに詠んだも...
▼知的障害者の生活実態を把握するため、稚内市が調査に着手したという。旭川市、函館市も調査の実施を決め、北見市、苫小牧市、帯広市なども準備を始めたという。道庁も市町村が障害者の実態をどれだけ把握できているかを調査するという。札幌市白石区のマンションで40代の姉と障害...
▼夜が来るのが待ち遠しかった。それぞれの家にふさわしい大きさの升に、いり大豆を盛ったものがいつのまにか用意されていて、後は父親の帰りを待つばかりだった。夜になると、どこからも声がした。一軒が始めると次々に始めるのだった。「鬼は外」と叫ぶと、遠いかなたの家からも「...
▼宮沢賢治が詠んだ短歌にこんなのがある。「たばこばた風ふけばくらしたばこばた光の針がそゝげばかなし」。たばこの畑は風が吹くと暗い、また光が注げば悲しい―。賢治の心が反映しているのだろうが、喫煙する者にとっても暗く悲しい気持ちになるニュースがこのところ続いている。...
▼半世紀前のことだ。1962年の2月1日、東京の人口(常住人口)が1000万人を突破した。世界で初めての「1000万人都市」になった。この年の日本の総人口は9518万人であり、東京は10.5%を占めていた。東京の人口はその後も増加の勢いを落とすことなく、増えに増え続けてきた。今、47都道府県面積...
復興 第2部 識者からの提言
未曽有の災害をどう受け止め、復興と再生にどのように取り組むべきか。6人の識者に聞いた。
真砂徳子の起ーパーソン
北海道で夢の創造に奮闘するキーパーソンを紹介。
河西教授の経営戦略
札幌学院大学の河西教授が、経営の基本理論を踏まえ、現実の企業経営に役立つ情報を提供。
ファシリティマネジメント特集
施設の有効活用を図る総合的な管理手法「FM」の動向や情勢を紹介。
コラム「透視図」
建設業界に止まらず、幅広い話題を取り上げています。