コラム「透視図」

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日ハム優勝

2016年9月30日

 ▼きのうは朝から晴れ晴れとした気持ちで仕事に出掛けた人が多かったのでないか。われ知らず鼻歌が出たかもしれない。「進めファイターズ 勝利の男」。北海道日本ハムファイターズが28日、リーグ優勝を決めた。4年ぶり7度目の快挙である。マジックが点灯してからビールを冷やし、毎日...

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近鉄の車掌

2016年9月29日

 ▼自分には全く非がないにもかかわらず、「これは全部あなたの責任よ」と言葉の機関銃で妻に責められたら、俺も死にたいくらいの気持ちになるかもな―。そんなことを考えて身につまされたご仁もいるのでないか。東大阪市の近鉄東花園線で電車の遅れを乗客に責められ、思い余って高架...

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病院の闇

2016年9月28日

 ▼海堂尊氏が医師経験を基に描いた医療ミステリー「チーム・バチスタ」シリーズに、『螺鈿迷宮』(角川書店)がある。読んではいないのだが、関西テレビがドラマ化したものを毎週楽しみに見ていた。終末期医療に取り組み、地域でも評判の良い病院が物語の舞台だ。ところがこの病院、あ...

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秋の臨時国会

2016年9月27日

 ▼今月初めのこと。車を運転しながら何となくラジオを聞いていると、安倍晋三首相の動向を伝えるニュースが耳に入ってきた。「安倍首相は明日、羅臼を訪問する予定です」。これには驚いた。その日、首相は中国にいて、前の日はロシアでプーチン大統領と会談。それであしたが羅臼とは...

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イグ・ノーベル

2016年9月24日

 ▼とっぴな発想に笑いたくなるが、妙に考えさせられもする研究に贈られるイグ・ノーベル賞の受賞者がことしも決まった。日本人では、東山篤規立命館大教授と足立浩平大阪大教授の2人が「知覚賞」に輝いている。上体を前に倒し、股の間から後ろを見ると視覚が変化することを証明したと...

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夕暮れ時は

2016年9月22日

 ▼現代短歌の旗手、穂村弘さんに夕暮れ時を歌ったこんな作品がある。「校庭の地ならし用のローラーに座れば世界中が夕焼け」。暮れ始めた校庭でふと目を上に向けると、空全体に燃えるような夕焼けが広がっていたのかもしれない。そんな美しい光景に思わず息をのむことは、誰にでもあ...

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こち亀終わる

2016年9月21日

 ▼この口上を聞くと、どこかとぼけているが温かいあの笑顔を思い出さないわけにはいかない。「私、生れも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯使いました根っからの江戸っ子」。ご存じ松竹映画『男はつらいよ』の「寅さん」である。物語の中の人物だが、26年も続くシリーズともなれば、...

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傀儡がえし

2016年9月17日

 ▼長編時代漫画『カムイ伝』で知られる白土三平の作品に、「傀儡(くぐつ)がえし」がある。「傀儡」とは操り人形のことで、人の心を自在に操って戦いを有利に進めるのが「傀儡の術」だ。甲賀の美女丸は任務遂行のため村の娘を「傀儡」に仕立てた後、術の本質についてこうつぶやいて...

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雪だるま

2016年9月16日

 ▼小さな雪玉を雪山の上から転がすとどんどん大きくなる。雪だるまを作るときにも使う方法だから、北国の住人なら誰でも経験のあることだろう。借金が知らぬ間に膨らんでいくことの例えとして、「雪だるま式に」との形容もあるくらいだ。このところの東京で次々起こる劇場型の出来事...

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最近の若者

2016年9月15日

 ▼古代遺跡を発掘し、残されていた文字を苦労して解読してみると、「最近の若い者はまるでなっとらん」と書かれていた、というのは有名な笑い話である。いつの時代も年寄りと若者の間には深い川が流れているということか。年寄りも昔は若者だったはずなのだが。以前、第一生命のサラ...

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リオパラ五輪

2016年9月14日

 ▼素朴だけれど心に深く染み入る作品を数多く残した童謡詩人金子みすゞの一編に、「海とかもめ」があるのをご存じの人もいるのではないか。こう始まる。「海は青いとおもってた、かもめは白いと思ってた。/だのに、今見る、この海も、かもめの翅も、ねずみ色。/みな知ってるとおも...

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連続した警報

2016年9月13日

 ▼きのうは本道のほぼ全域で青空を見ることができたようだ。久しぶりに穏やかな気持ちで一日を過ごせたという人も多いのでないか。「祝辞まづ祝ぎて台風一過かな」(松永恵子)。「台風一過」といえば悪天から解放され、晴れ晴れとした気分になることを表す言葉だが、ことしほどそれが...

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受信料の乱

2016年9月10日

 ▼1637年に起こった島原・天草の乱は、キリシタン迫害に反旗を翻したものとして知られるが、根底には理不尽な重税に苦しむ農民の怒りがあったという。築城のため湯水のように出費し続けた藩主が、その埋め合わせで生活のあらゆる面に税を課していたのである。子を産めば「頭銭」、死者...

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味覚の秋だが

2016年9月10日

 ▼誰もが知っている誰かさんの歌である。「ちいさい秋/ちいさい秋/ちいさい秋/みつけた―」(サトウハチロー作詞)。今月に入ってからトンボをよく見掛けるようになった。地域によって差はあろうが、トンボの出現に秋を見つける人も多いだろう。白露も過ぎ、まだ露が降りるほどでは...

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未来技術遺産

2016年9月8日

 ▼22世紀から「のび太」君を幸せにするためやってきたネコ型ロボットの「ドラえもん」を知らない人はいないだろう。最近も、リオ五輪の閉会式に遅刻しそうになった安倍(マリオ)晋三首相を、未来のひみつ道具「土管」で一気にブラジルまで運ぶなど大活躍である。生まれたのは2112年のこ...

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仮説独り歩き

2016年9月7日

 ▼ビジネスを成功させるには、行き当たりばったり進むより、まず仮説を立ててから始める方が良いと聞いたことがある。0から1や2を作ることは難しいが、1を修正して2にすることは比較的容易だからだという。仮の答えを携え、あっちにぶつかり、こっちにつまずきしながら本当の答えに迫...

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日ロ首脳会談

2016年9月6日

 ▼第2次世界大戦が終わって71年が過ぎた。ほぼ人の一生分に当たる年月である。決して短い間とはいえない。ただし一つの問題を解決するには全く十分でなかったようだ。「柘榴の実ざくりと割れて忘却かそれとも風化北方領土」(沼野勇)。以前目にした歌だが、この71年という年月は北方領土...

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正体見たり

2016年9月3日

 ▼誰もが一度は経験があるのではないか。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」のことである。怖いと思うとただのススキさえお化けに見えてしまう。星新一の短編SFにも「夜の会話」の話があった。男がハイウエーを走っているとき宇宙人に会うのだが、話しているうちにそれは思念の産物だっ...

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概算要求

2016年9月2日

 ▼長田弘さんが人生の深い味わいを詩に託した作品集『食卓一期一会』(晶文社)に、「アレクシス・ゾルバのスープ」がある。ゾルバが旅人にこう話すのだ。「ある奴ァ食いものを贅肉にする。ある奴ァ食いものを魂に変えちまう。まったく高くつく食いかたをする奴がいる。食いものは上機...

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台風相次ぐ

2016年9月1日

 ▼先月、本道は手痛い集中攻撃を受けた。ほかでもない台風の話である。1カ月に上陸と通過・接近合わせて6回にも上ったのは過去に例がないという。「泣き面」に、ハチが何匹も続けざまに襲ってきたようなものだ。休むことなく繰り返される攻撃に、各地とも防戦一方で傷は癒える間もな...

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