コラム「透視図」

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適切な量刑とは

2017年2月28日

 生命保険の保障内容を検討したことがある人はよくご存じだろう。本人は死亡保障のつもりで加入していても、保険金は死亡のときだけでなく高度障害に陥ったときにも支払われる場合が多い ▼高度障害とは両目の視力を完全に失ったり、両上肢または下肢が永久に使えなくなったりと生活...

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雪山のラッセル

2017年2月25日

雪山に登ろうとするとき、まず覚悟せねばならないのがラッセルである。雪をこいで登山ルートを確保することだが、平地と違ってこれがなかなかつらい ▼筆者も若いころ、腰の高さ以上のラッセルで息絶え絶えになった経験が何度もある。山行では大体パーティーを組んでいたから交代しな...

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プレミアムフライデー

2017年2月24日

 緊張を強いられる作業や取引をこなし、時には筋の通らぬ要求にも耐えてたどり着いた週末の解放感といったらない。社会人なら誰しもがうなずくことではないか ▼明治生命に勤めながら小説や評論を発表していた水上滝太郎はかつて、随筆集『貝殻追放』にこんなことを書いていた。「土...

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暗殺の目的

2017年2月23日

 英国のミステリー作家ミック・ヘロンに、情報部の本流から落ちこぼれたスパイたちの活躍を描く『死んだライオン』(ハヤカワ文庫)がある▼冒頭の舞台は鉄道駅。年老いたスパイが敵をつけていると、故障で停車した列車からホームに乗客が吐き出されてきた。老スパイも人波に流される...

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厩戸王(聖徳太子)

2017年2月22日

 出世魚というのをご存じだろうと思う。よく知られているのは成長するとブリになるハマチあたりか。稚魚から成魚になるまでに大きさや食味が著しく変わる魚を売るとき、混乱しないよう違う名前を付けたのが始まりらしい。江戸時代まで武士は成人して名を変えるのが通例だったから、違...

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作曲家船村徹さん死去

2017年2月21日

 豊かな情感と圧倒的な声量にいつも心を震わされている人は少なくないだろう。演歌の大御所サブちゃんこと北島三郎のことである▼道南の知内町出身。本道を代表する歌手だが、若かりしころ、デビューを目指し高校を中退してまで上京したものの芽が出ず、流しをしながら長らく食いつな...

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高梨沙羅WC53勝

2017年2月18日

 今も歌い継がれるフォークグループ赤い鳥の名曲に「翼をください」がある。ギター抱えて仲間と歌った人もいれば、学校の合唱コンクールのために練習した人もいよう ▼歌い出しはこうだ。「今 私の願いごとが叶うならば 翼がほしい この背中に鳥のように 白い翼つけてください」(...

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光るものはどこへ

2017年2月17日

 子どものころ繰り返し聞いたため流行歌以上に耳に残っているのがCMソングである。共感する人も多いだろう ▼例えば日立製作所の「この木なんの木 気になる木」。青空の下の大きな木まで目に浮かぶ。松下電器産業(現パナソニック)の「明るいナショナル 明るいナショナル」。今で...

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地域の守り手

2017年2月16日

 歌人齋藤史に一首がある。「濁流だ濁流だと叫び流れゆく末は泥土か夜明けか知らぬ」。押し流されるように戦争に向かう日本のありさまを増水になぞらえた歌という ▼台風も戦争に負けぬほど人々に恐れられていたということだろう。もっともそれは現代も同じ。昨年はその事実を身近に...

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第30回サラ川傑作100選

2017年2月15日

 既に新聞やテレビで幾つかの句に触れ、くすりと笑わされた人もいるのではないか。ことしも第一生命保険のサラリーマン川柳(第30回)傑作100選が決まった ▼「会議する準備のためにまた会議」(詠人知らず)、「守ろうと誓った嫁から身を守る」(恐妻家)。そうそう、と思わずうなずいてしま...

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2人でゴルフを

2017年2月14日

 ゴルフを題材にしたアメリカンジョークにこんな話がある。トムとジョンは勝った方がランチをおごると約束した。わずかにリードしたまま最終ホールを迎えたトムがここでミスショット。ボールは林に飛び込んだ。2人で探すが見つからない ▼トムはこっそりポケットからボールを落として...

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ながらスマホ

2017年2月11日

 剣豪宮本武蔵は兵法の極意を記した『五輪書』で、「兵法の目付(めつけ)」について触れている。戦いに臨んだときの目の配り方、と言えば分かりやすいだろう。武蔵はこう説く。「遠き所を近く見、近き所を遠く見る事、兵法の専也」 ▼戦いで勝ちを得るためには、目の前のことにばかり...

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江戸城の最古級平面図発見

2017年2月10日

 落語家は噺の途中に本筋と直接関係ない小話や決めぜりふを入れることがよくある。はまれば観客は盛り上がり、話す方にも勢いがつくからだろう。桂枝雀の「すびばせんね」には何度も笑わされた ▼「道灌」の落語にはこんな小話が挟まれるそうだ。太田道灌が徳川家康に城を売ったと聞...

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PKOの日報

2017年2月9日

 お子さんのいる方なら、ああそんなこともあったねとほほ笑ましく思い出されるのではないか。親が見ていない間に、幼児が物を壊してしまったときのことである ▼それと気付いて子どもをただすと、自分は知らないとの返事。証拠隠滅が中途半端なため誰の仕業かは見え見えなのだが、正...

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シロアリ被害

2017年2月8日

 家屋の敵といえば地震、火事から始まって湿気、経年劣化といろいろあるが、シロアリを思い浮かべる人も中にはいるのでないか。構造材を食い荒らし木造住宅の寿命を縮めてしまう怖いやつである ▼家の中で一匹見掛けたとすると、万単位の個体がどこかに隠れている可能性があるらしい...

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北方領土の日

2017年2月7日

 日本人が自らを評して言う決まり文句の一つに「忘れっぽい国民性だから」がある。政治の暴走や企業の不正が繰り返されたときなどに、半ば自虐的に口にすることが多いようだ ▼真偽は分からないが、自然災害が頻繁な国土ゆえ、普段の暮らしを取り戻すために、気持ちを早く切り替える...

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立春だが…

2017年2月6日

 道民が聞いたら、「ことしに限ってそれはないさ」と言うに違いないが、きょうは立春である。今冬は新しい年になってからも連日のように大雪、吹雪、しばれが続き、冬将軍は一向に去る気配がない ▼ところが関東以南はといえば例年より随分と暖かいようで、梅の開花も軒並み早まって...

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セブンのバイトで罰金

2017年2月3日

 明治時代、札幌農学校で共に学んだ教育者新渡戸稲造、思想家内村鑑三、植物学者宮部金吾の3人は、東京外国語学校英語科の同期でもあった。その東京外語で3人は何としても英語を上達させたいと、一つの申し合わせをしたそうだ ▼それは日常の会話を全て英語ですることとし、ひと言で...

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楽しい取り引き

2017年2月2日

 道産子が抱く大阪人の印象の一つに、「買い物で必ず値切る」があるのではないか。一人残らずそうだというつもりはないが、実際にそういった傾向はあるのだろう ▼聞いた話だが、大阪人は安く買えることはもちろん、駆け引きも楽しんでいるらしい。さすがに商いの街である。値切りに...

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宇宙ごみ

2017年2月1日

 ごみ屋敷なるものが日本中に案外と多くあるらしい。テレビのワイドショーでも時々話題になるが、近所にそれらしき家があるという人も少なくないのでないか ▼近隣住民にとっては迷惑千万な話だろう。衛生上の懸念があるし臭いも気になる。火事だって心配である。家主に苦情を言って...

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