札幌市内など全国でマンション建設などを手掛けてきたライフコート(東京都千代田区飯田橋2の4の5、篠原美香経津社長)が2日、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債額はことし7月時点で230億円。
同社は当初、マンションの企画、コンサルティング、分譲販売などを展開。その後、中古不動産や他社の売れ残り物件を仕入れ、リフォーム、リノベーションを行い転売する不動産事業に特化してきた。
近年は都市再生事業を展開して事業規模を拡大。2007年8月期には売上高157億1000万円、当期純利益3億5900万円を計上したものの、物件取得に伴う多額の借入金に、サブプライムローン問題の発生、建築基準法改正などが重なり、急速に信用収縮が進んだ。
08年8月期の売上高は11億400万円に減少し、当期純損失145億9600万円、129億5000万円の債務超過に転落。ことし3月に債権者から東京地裁に破産を申し立てられていた。
道内では、07年1月に札幌市が中央区の旧教育委員会庁舎跡地再開発を公募提案型で募集した際、ライフコートが代表となる共同事業者が11億5000万円で落札。現在、SPC(特別目的会社)のジェミニが10年9月竣工を目指して医療、福祉、高齢者用住宅、一般賃貸住宅、ウイークリーマンションなどの大規模複合施設を計画している。
札幌市によると、ライフコートから事前に説明があり、「SPCとライフコートは隔離された存在で、事業を継続していく」という意思が伝えられたという。すでに10年9月の竣工が困難視されている状況で、同市はあらためて事業継続性の検討をすることにしている。


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