e-特集北海道新幹線

16年の開業へ新幹線車両が本道に上陸

2014年10月15日付

陸揚げされるH5系

鋭い流線型フォルムに紫色のラインが入った
H5系の先頭車両が函館港に陸揚げされ、歓声に包まれた

 道民の夢と希望を乗せ、新幹線車両が本道に上陸―。2016年3月開業予定の北海道新幹線(新青森―新函館北斗間)で利用するH5系の車両2台が13日、函館港港町ふ頭に到着し、陸揚げされた。25mほどの車体がつり上がり、姿をのぞかせた瞬間、大きな歓声とともに一帯はシャッター音に包まれた。

 H5系の車体は、東北新幹線を走るE5系と同じ緑と白を基調とし、中央にラベンダーをイメージした紫色のラインが入っている。10両編成で定員731人、最高時速は320km。第1編成は川崎重工業兵庫工場で製造した。

 先頭車両を含む1、2号車は8日に神戸港をたち、日本海航路で13日早朝に函館港到着。報道関係者や鉄道ファンらが見守る中、クレーン2台を使ってつり上げられ、2時間ほどかけて台車、車両の順で貨物船から荷台へと下ろした。

 午後にはJR北海道と函館市の主催で、市内の幼稚園児を招いて歓迎セレモニーを開催。先頭車両に向かって園児が一斉に「ようこそ ほっかいどうへ」とあいさつし、くす玉や地元音楽隊の演奏、園児の合唱などで歓迎ムードを盛り上げた。

 JR北海道の菅野光洋常務は「(陸揚げが)道南各地だけでなく道民の夢の実現への一歩になれば。安全走行のための検査をして開業を迎えたい」と述べた。来賓の荒川裕生副知事は、道内経済を活性化する起爆剤として「首都圏へのプロモーション活動や観光メニューの提供など、オール北海道でしっかりと進めなければ」と協力を求めた。

 車両は13日夜から14日にかけて、約15km離れた函館総合車両基地(七飯町)に陸送。今後、残る8両も順次、搬入・組み立てをし、12月1日からの試験走行に備える。

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