e-特集北海道新幹線

2014年重大ニュース/新幹線時代が到来

2014年12月16日付

2014年重大ニュース

10月に北海道新幹線用のH5系車両が函館港に上陸した

 北海道新幹線が注目された一年だった。2015年度末に予定される新青森―新函館北斗間の開業に向け、道南地域では車両の陸上げやレールの締結など節目となる出来事が続いた。札幌延伸で整備される新函館北斗―札幌間の工期5年短縮も確定的となった。道南にやってくる新幹線を一日も早く札幌に呼び込もうとする動きが盛り上がりを見せた。

 道南地域では、待望の新幹線開業が現実味を帯びてきた。「道民の夢と希望を乗せ、新幹線車両が本道に上陸」。新青森―新函館北斗間で使用されるH5系車両が、10月13日早朝に函館港へ陸上げされた時の様子を15日付の本紙はそう報じた。

 陸上げから半月後の11月1日には、区間149kmのレール全てが結ばれたことを記念する締結式が木古内駅で行われた。12月に入り、新函館北斗駅と木古内駅で試験走行が始まった。新函館北斗駅で開かれた事前イベントには、各地から300人余りの鉄道ファンが駆け付けた。

 開業前500日を知らせる催しも相次いだ。11月17日の札幌市内でのセレモニーには、高橋はるみ知事と上田文雄札幌市長が出席。ともに開業後の経済効果に期待を寄せた。新幹線が通らない胆振管内にも、観光客を管内に呼び込もうとする動きが広がった。日本政策投資銀行は新青森―新函館北斗間の開業で、少なくとも年間136億円の経済効果が生じるとの試算を発表した。

 一方で、新函館北斗駅周辺への企業誘致がうまく進まないなどの課題も見えた。同駅は当面の間、本州方面から鉄道で訪れる人にとって本道の玄関口となることから、周辺整備の動向には札幌商工会議所など道央圏の経済団体も注視している。開業までのカウントダウンが始まり、地元北斗市の取り組みに期待が集まっている。

 札幌延伸の工期5年短縮方針は、与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)による7月10日の最終会合を経て大きく前進した。PTの議論経過を踏まえ、政府と与党からなるワーキンググループ(WG)が短縮に必要な財源と技術両面に関する検討を続けている。WGは年明けにも短縮を正式に決める見通しだ。

 札幌市内の北海道建設会館西側壁面に9日、札幌延伸の工期短縮を呼び掛けるPR看板が掲げられた。除幕式には、北海道建設業協会の岩田圭剛会長と北海道商工会議所連合会の高向巌会頭、新幹線札幌駅乗入促進期成会の伊藤義郎会長が姿を見せ、5年短縮を確実なものとし、その上でさらなる短縮を求めようとの思いを一つにした。

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