e-特集北海道新幹線

石川県知事が高橋知事との面談で「新幹線効果は想定以上」と強調

2015年8月21日付

谷本県知事は宿泊施設の整備を課題に挙げた

新幹線開業で谷本知事に助言を求める高橋知事(左)

 高橋はるみ知事は20日、3月に開業した北陸新幹線の効果を確かめるため、道南の自治体や経済団体関係者らと、終着の金沢駅がある石川県を訪れた。面談した谷本正憲石川県知事は、観光客の大幅増で金沢市内の宿泊施設は満室の状態が続いているとし、「新幹線は想定している以上の効果がある」と強調。7カ月後に迫った北海道新幹線の開業効果は、道南にとどまらないものになるとの認識を示し、準備を急ぐ道内関係者へエールを送った。21日まで視察する。

 20日は、金沢駅を視察した後に木古内町の大森伊佐緒町長や七飯町の中宮安一町長、函館市の中林重雄副市長、北斗市の滝口直人副市長らと共に石川県庁を訪れた。

 谷本知事は「新幹線は想定している以上の効果がある。無駄な事業ではない」と述べ、交流人口の拡大で首都圏や東北地方からの観光客が大幅に増えたことを報告。うれしい悲鳴を上げる一方で、受け入れ能力が金沢市内の宿泊施設に不足しているとして、宿泊施設の整備を今後の課題に挙げた。

 開業の事前準備で①おもてなし②食文化③街並み―の3点に力を入れたPR戦略を展開し、その財源確保に向けて2013―17年度を運用期間とした120億円規模のファンドを自治体と共同で立ち上げたことを説明。うち40億円は、住民参加型の市場公募債を発行して資金調達したところ、募集から2日で目標額に達し、県民の機運上昇につながったと説いた。

 高橋知事は、新函館北斗駅で降りた客を道内全域へいかに運ぶかという2次交通の整備を本道の課題に挙げるとともに、道北や道東など新幹線沿線ではない地域では盛り上がりに欠け、地域によって温度差があるなどと説明。これに対して谷本知事は「開業効果は県内全域に及んでいる。北海道も道南だけでは観光客を受けきれなくなる。他の地域も潤うことになるはずだ」と指摘した。

 一行は21日に石川県商工会議所連合会を訪れ、深山彬会頭らと面談する。

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