e-特集北海道新幹線

《透視図》線路は続く

2015年9月18日付

 ▼「線路はつづくよどこまでも/野をこえ山こえ谷こえて/はるかな町までぼくたちの/楽しい旅の夢つないでる」(佐木敏作詞)。子どものころ覚えたそんな童謡を、久々に口ずさみたくなった人もいたのではないか。JR北海道とJR東日本が16日、北海道新幹線の新青森―新函館北斗間を来年3月26日に開業すると正式発表したのである。見込み通りだったとはいえ、決定の報を聞くとやはり胸が躍る。

 ▼走り出しの運行本数は、「はやぶさ」と「はやて」合わせて1日13往復だという。ことし開業した北陸新幹線や接続する東北新幹線に比べると少ない。便数増を実現できるかどうかは開業後の集客次第ということだろう。函館を舞台にしたNHKの「朝ドラ」でも始まるといいのだが、「マッサン」が終わったばかりでは難しいか。それはともかくとしても、旅客需要を今後大きく育てていくためには、地元函館地域だけでなく、オール北海道で連携して知恵を出していく必要がある。

 ▼九州新幹線鹿児島ルートが全線開通したのは2011年。このときの「祝!九州」CMは大評判を呼んだ。沿道で喜びを表現する人々を新幹線車内から撮り続けた映像で、九州の一体感を余すところなく伝えるものだった。石川県は北陸新幹線開業に向けて官民連携のアクションプランを策定し、歴史や景観、食文化など地域ブランドに磨きをかけたと聞く。本道が学ぶべきことも多いのではないか。30年度末の札幌開業に向けた工事も進んでいる。新時代をつくりながら線路は続く。

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