e-特集北海道新幹線

北海道新幹線知事フォーラムが開催/沿線5知事が意見交換

2015年10月20日付

 2016年3月26日に開業する北海道新幹線の沿線5知事が、開業後の地域活性化策などを話し合う「北海道新幹線知事フォーラム」が17日、札幌市内で開かれた。各知事は北海道、東北、北関東の交流圏形成に期待感を示し、高橋はるみ知事は「工場誘致や企業のリスク分散など、本道に投資を呼び込めるよう、アピールしていきたい」と意気込みを述べた。

新幹線がもたらす交流圏形成に期待した

高橋知事(左から2人目)らが参加したパネルディスカッション

 読売新聞社が主催。JR北海道や北海道商工会議所連合会らが後援した。

 藤井聡京大大学院教授は「北海道新幹線で『北方大交流圏』を形成せよ」と題した基調講演で、新幹線整備が地域にもたらす影響やデータに基づくインフラ投資の重要性などを伝えた。

 「地域発展の命運を分けるのは交通の整備。インフラ投資も日本は平均的ではなく、東京に一極集中している」と指摘。その上で、道新幹線は北方の人たちが札幌を中心に交流圏を築き上げる重要なインフラとなるとし、「土地利用や工場立地などの投資が進むことにより、交流圏は大きくなっていく」と展望した。

 パネルディスカッションには、高橋知事をはじめ、達増拓也岩手県知事、村井嘉浩宮城県知事、福田富一栃木県知事、上田清司埼玉県知事が参加。三村申吾青森県知事はビデオメッセージを寄せた。

 高橋知事は「ようやく北から南まで2150km、新幹線でつながり、北海道、東北、北関東の交流圏形成の第一歩を踏み出した」と強調。「開業効果を全道へ波及させることが人的交流の拡大にもつながる。新幹線は函館で終わりではない。道民と力を合わせ、札幌延伸を実現させることが重要」と、さらなる連携の必要性を説いた。

 三村知事は「東北と北海道の新たな経済圏、観光圏を形づくれるツールが新幹線。知恵を出し合いながら、地域創生の新しい姿を一緒に発信していきたい」とメッセージを寄せた。

 達増知事と村井知事は地域の人口減少が進む中、新幹線開業を機に、いかにして外国人観光客やビジネス客を取り込み、交流人口の拡大につなげていくのかが重要であると指摘した。

 関東圏の自治体としての視点から、福田知事と上田知事は、北海道へ行く手段に新幹線が加わることで、人材、技術交流の活発化や企業間の連携促進などが図られると大きな期待を込めた。

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