e-特集北海道新幹線

函館市で新幹線サミットのパネル討論/観光面から効果探る

2015年12月17日付

開業を観光にどう結び付けるのかを探った

道内各地から集まった観光・交通関係者が
開業への期待や今後の取り組みを話し合った

 北海道新幹線サミットが16日、ロワジールホテル函館で開かれ、「北海道新幹線開業に向けた期待と開業後を見据えて」をテーマにパネル討議を繰り広げた。道内の観光・交通関係者が開業への期待感を示す一方で、開業効果のあるうちに持続させる取り組みを波状的に打つ必要性を挙げた。

 函館山ロープウェイの竹村隆社長、北都交通の渡辺克仁社長、旭山動物園の坂東元園長、北海道体験観光推進協議会の坂本昌彦代表理事、鶴雅グループの大西雅之代表がパネリストとして登壇。北海道新聞社編集局の五十嵐正剛経済部長がコーディネーターを務めた。

 函館山ロープウェイは、開業を見据えて16億円余りを投じてゴンドラ更新や施設の増改築を実施。竹村社長は「青函トンネルと同等、それ以上のインパクト」と新幹線開業を表現し、「3時間圏内となる北関東と南東北を取り込むチャンス」と新規開拓に期待を寄せた。

 渡辺社長は「観光業だけでなく、商圏が広がることも大きい」と東北とのつながりを強調。「定期観光バスのルートを増やし、多様な選択肢、移動手段を提供することがリピーター獲得につながる」と強調した。

 坂東園長は「話題になって5年は、黙っていても人は来る。ただ、そこであぐらをかいていると駄目。せっかく来てもらうのだから、ここに住みたいと思えるような取り組みが必要」と述べた。

 坂本代表理事は、大量輸送が可能な新幹線で修学旅行客を取り込めると主張。ただ、「道南には、一度に対応できる体験学習メニューが少ない」と指摘し、メニュー開発を急ぎ、滞在時間を増やすことが必要と提言した。

 大沼で来春、食をテーマにしたホテルを開業する大西代表は「ここに多様なガーデンをつくることを考えている」と紹介。また、道央・道南の観光ブームを期待し、「リピーターが次は十勝や道東に行こうと思えるような取り組みにしなければ」と施策の持続的展開を求めた。

新着ニュース

ニュース一覧へ

入札公告速報

入札公告速報一覧へ

連載・特集記事 ~紙面から~

おとなの養生訓 おとなの養生訓
第116回は冷たい食べ物。暑い日には 続けてしまいがちです。栄養不足には くれぐれもご注意を。

はばたけわこうど2017 はばたけわこうど2017
2017年春、建設業の世界へと はばたき始めた、新入社員の 声を紹介します。

マイナス金利時代を聞く マイナス金利時代を聞く
マイナス金利政策が道内の企業や建設業に与える影響と、今後の経済動向について聞きました。