e-特集北海道新幹線

道の駅「みそぎの郷きこない」誕生/新幹線開業へ広域観光拠点に

2016年1月14日付

 北海道新幹線の開業まで2カ月半となった13日、木古内駅南口に木古内町観光交流センター「道の駅・みそぎの郷きこない」が誕生した。道内で新幹線が最初に停車する町として渡島西部・桧山南部9町の魅力を余すことなく発信し、広域観光を促すスポットになることが期待されている。

奥田政行氏監修のレストランも併設される

道南スギがふんだんに使われた施設内

 3月26日に開業する道新幹線は、仙台―新函館北斗間などを含めて1日13往復の運行で、木古内駅には8往復が停車する。さらなる交流人口拡大が予想される中、それを見据えた駅周辺整備の一環で町が事業費約4億円を投じて建設した。

 道の駅では珍しく鉄道の駅前にあり、本町338の14に位置する。規模はS造、平屋、延べ843m²で、道南スギを30・7m³使用し、木の温かみや落ち着きを感じる空間が広がる。

 9町の特産品など500品以上が並ぶ物販コーナーには、揚げ物などを提供するカフェスペースを併設。世界的な料理人・奥田政行氏が監修するレストランでは、地場食材の持ち味を存分に生かした料理が堪能できる。

 3年かけて養成した観光コンシェルジュ2人が常駐し、9町の旬な情報提供や旅のプランづくりをサポート。ホールには伝統神事の寒中みそぎを紹介するシアターを設置し、女性用トイレには、パウダールームや授乳室を備えた。

 エントランスに面する隣接地には、函館建管が駅前広場4925m²を整備。松前や江差、函館などへ向かう路線バスの発着点となるほか、観光バスやタクシーの乗車スペースもあり、乗り継ぎや送迎の利便性が高まりそうだ。

 同センターにはバスの待合室やレンタカー2社の窓口を併設し、屋外の歩行空間にはシェルターを設置。目的に応じた交通手段の選択や移動の効率化が実現し、新幹線開業を前に観光客らを迎える体制が整った。

 12日には内覧会とレセプションパーティーが開かれ、関係者ら約80人が参加。13日のオープン当日は設計・施工者への感謝状贈呈やテープカットなどで祝い、供用と同時に施設内は大勢の客でにぎわった。

 指定管理者として運営に当たる木古内公益振興社の北島孝雄理事長は「民間の発想力を生かし、行政の思いを来訪者へ伝えていく。共存共栄で、周辺自治体と共に盛り上げていきたい」と意気込んでいた。

 工事メモ

 ▽実施設計=高岡建築設計
 ▽主体=茂泉建設・高木組・川瀬建設JV
 ▽電気=樺電工業・清電工JV
 ▽機械=大明工業・清水工業・イワイ設備工業JV
 ▽外構=茂泉建設

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