e-特集北海道新幹線

新幹線の開業をビジネスチャンスに/経産省が札幌市でセミナー

2016年2月20日付

地域産品による新商品・サービス開発を模索した

地域の魅力や新幹線効果の生かし方を議論した

 北海道新幹線の開業効果をビジネスチャンスにつなげることをテーマに掲げたセミナーが19日、札幌エルプラザで開かれた。ジャーナリストやクリエイターが外からの視点で北海道の魅力を再発掘し、道内の食や観光関係者がビジネスや地域活性化への方策を模索した。

 経済産業省と北海道経済産業局が主催。世界に誇る優れた地域産品の発掘プロジェクトと連携し、開業効果と地域資源を活用したものづくりや新商品・サービス開発に結び付けるのが狙い。自治体や、食、観光の企業関係者150人が参加した。

 セミナーでは、全国で活躍するジャーナリストらが「タクシーの運転手や地域の人から、まだ知らない情報を引き出すのが醍醐味(だいごみ)」など、北海道を訪れる人の視点で魅力や感じ方を紹介。

 九州新幹線開業で周辺の活性化に携わった、佐藤真一バリュークリエーションサービス社長は「地元の人が楽しみ、経済効果も含め継続できる取り組みにしていくことが重要」と話し、事例を交えながら魅力創出やブランド育成のヒントを伝えた。

 函館で人気のハンバーガーチェーンを展開するラッキーピエロの王未来副社長は「私たちは函館と運命共同体」と話し、地域の顧客と共に開業に向け新商品開発に取り組んでいることを強調。「食材の85%は北海道産。食べてもらえれば、北海道にお金が回る」と会場の笑いを誘った。

 8月に大沼鶴雅オーベルジュ・エプイを開業する阿寒グランドホテルの大西希取締役は「私たちの発祥は道東。開業で顔になる道南に良い施設を造り、さらに奥を知りたいと感じるきっかけをつくりたい」と意欲を見せた。

 両氏の報告を聞いた佐藤社長は「二人とも楽しんでいる。開業はきっかけ。生かすかどうかは人や地域次第。北海道はコンテンツを含め全体が一つのテーマパーク。ぜひ世界にメッセージを発信してほしい」と期待した。

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