e-特集北海道新幹線

函館市のガーデンシティ事業第1弾は中臨港通の歩道拡幅など

2016年3月2日付

街路樹を設置し街並みの再整備を図る

向かって右側の歩道を広げる中臨港通

 歩いて楽しい、何度も訪れたい―。そんな街並みを創造するガーデンシティの実現を目指し、函館市は今夏をめどに構想をまとめる。2030年度までの15カ年で、回遊性が高まるデザイン性に優れた歩行空間を整備する。元年となる16年度は中臨港通の歩道拡幅、末広地区の緑地設計などに取り組む。

 歴史的建造物が立ち並ぶ、異国情緒あふれる西部地区。市内随一の観光名所である同地区の坂道などは、およそ20年かけて石畳舗装や電線類地中化、植栽・照明整備などを推進し、町歩きスポットとして人気が高まっていった。

 西部地区での取り組みを踏まえ、市は町歩きを楽しめる空間を拡大する方針。観光客でにぎわう駅前、本町、湯川地区など重点エリアを設定し、統一感を持たせつつ各地区の特性を生かせる整備手法を検討していく。

 ガーデンシティ事業の第1弾として16年度予算案に盛り込んだのは、函館朝市とベイエリアの観光地を結ぶ中臨港通。「開港通り」の愛称で親しまれるこの路線は人通りが多いため、1億円を投じて歩道や街路樹を再整備する。

 対象区間は東雲広路―豊川広路間約600mで、現況幅員は車道10m、歩道両側4mの計18m。このうち車道部の停車帯を左右50cmずつ狭め、海側の歩道を1m広げた上で平板ブロックを敷き詰める。街路樹は低木(ツツジ)から高木への植え替えを検討している。

 ベイエリアにある末広地区では、老朽化した護岸260mの改修に合わせて0・3haを緑地化する計画。遊歩道、ベンチ、照明の整備や植栽などにより憩いの場を創出する考えで、16年度は緑地設計などに3500万円を充てる。

 北海道新幹線の開業まで約1カ月。今後は、開業効果をいかに持続させ、新たな魅力をどう生み出すかが焦点となっているため、市はその指針としてガーデンシティ構想を掲げた。札幌まで延伸する15年後に照準を合わせた、函館らしい街並みの再整備が始まる。

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