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【ドコデミライズ】番外編・夏①/北海道新幹線 仮称・新八雲駅B案

北海道新幹線の札幌延伸に伴い、駅が置かれる4自治体から駅舎デザインの推薦案が出そろった。2024年夏のドコデミライズ番外編は4つの推薦案と終点・札幌駅舎の完成イメージを紹介する。1回目は仮称・新八雲駅。

北海道新幹線が札幌まで開業すると、新函館北斗駅を出て最初に停車するのは八雲町の仮称・新八雲駅だ。町が希望したデザインのコンセプトは「牧場の中にある駅」。鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)が提示した3案から選んだのはB案。アースカラーの壁面に森の木立をイメージした木調の縦ラインを取り入れたデザインだ。

周辺の牧歌的な風景に調和する飽きのこないシンプルなデザインが、多くの町民から賛同を集めた。町は駅周辺の17万平方メートルを使い、駐車場や牧場、飲食・物販施設を配置する周辺整備を想定している。

設 計

JR九州コンサルタンツ

施 主

鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)

建設地

八雲町春日地区

八雲町による駅周辺整備のイメージ

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

北海道新幹線の整備を担当する鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)は、駅を新設する八雲、長万部、倶知安の3町と小樽市にそれぞれ3案の駅舎デザインを提示した。自治体は推薦案を絞り込み、6月末までに鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)へ推薦書を提出した。

2030年度末の札幌延伸が断念され、新たな開業予定は示されていないが、駅舎は今後、推薦案のデザインを実施設計へ反映。順次、駅舎の建設に進む見通しだ。


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