地域経済

旭川ターミナルホテルが9月末で営業終了-解体し利用検討へ

2012年07月02日 08時15分

 JR北海道グループの旭川ターミナルビル(本社・旭川)は29日、旭川ターミナルホテルの営業を9月30日で終了すると発表した。注目を集める、その後の跡地利用について、土地、建物を所有するJR北海道は、建物の全面的な取り壊しを視野に入れ、「旭川市の顔となる場所。活性化につながる開発を考えていきたい」と話している。

 法人所在地に立つ同ホテルは1982年10月に開業。7月末に閉店する商業施設旭川エスタを含む規模はSRC造、12階、延べ2万8114m²。ホテルは客室162室と宴会場、会議室、レストランを備える。建物の1―5階は商業施設の旭川エスタ(売り場約7300m²)と一体となっている。
 営業終了後の跡地利用は現時点で未定。しかしJR北海道では、将来的に旭川エスタ部分を含む建物を全面的に解体する見通しで、更地に戻した上で今後の利用方法を検討する考え。同ホテルの敷地面積は約3100m²。用途は商業地域で建ぺい率80%、容積率600%。
 旭川駅前と中心市街をつなぐ利便性の高い立地で、直近2011年度の平均稼働率が7割を超えていた。しかし築30年の施設は老朽化が進み、同ビルでは「宿泊客へサービス面や災害時の安全性などから営業継続には大規模な改修が必要になるが、投資の回収は難しく営業終了を判断した」と説明する。
 従業員約40人は、同ビル運営のロワジールホテル旭川や店舗などに配置する見通し。
 旭川駅前は、昨年11月に新駅舎が開業。ターミナルホテルの隣接地では、14年3月の完成に向け新たな街の顔となる駅前広場造成が進められているだけに、跡地利用への関心は高い。
 中心市街地活性化と合わせ都心部の魅力アップに向け駅周辺の整備を進める市は「周辺と調和し相乗効果が生まれるような跡地利用をすみやかに進めてほしい」(駅周辺開発課)と話す。商業関係者らは「新駅舎が誕生し市街地活性化が動きだしている。駅前の魅力を高める開発を」と期待する。

Twitter記事一覧へ印刷するURLを送信する

RSS記事一覧


データバンク

 

新着ニュース

ニュース一覧へ

入札公告速報

入札公告速報一覧へ

連載・特集記事 ~紙面から~

おとなの養生訓 おとなの養生訓
第118回は柳陰。江戸時代のカクテル です。スッキリと口当たりの良いお酒 は、暑さしのぎにぴったりです。

はばたけわこうど2017 はばたけわこうど2017
2017年春、建設業の世界へと はばたき始めた、新入社員の 声を紹介します。

マイナス金利時代を聞く マイナス金利時代を聞く
マイナス金利政策が道内の企業や建設業に与える影響と、今後の経済動向について聞きました。