業界動向

17年度の道内アスファルト合材需要は4年ぶりに増加見込む

2017年04月28日 19時19分

 2017年度の道内アスファルト合材需要が4年ぶりに増加に転じる見通しだ。国道274号日勝峠の災害復旧や国道235号門別厚賀道路の整備など、舗装工事が例年より多くなりそうなため。16年度の合材生産量は245万㌧と15年度とおおむね横ばいで推移したが、事業の発注予定などから推測すると17年度は前年度を上回るのが必至。280万㌧前後で推移するといった見方も出ている。

 16年度の道内アスファルト合材生産量は244万7000㌧で、前年度を1%下回った。うち新材は59万6000㌧で4%増、再生材は185万1000㌧で2%減となった。
 河川の緊急防災事業として、堤防天端の舗装で30億円ほど出たのが大きかった。道路事業は旭川紋別自動車道丸瀬布道路の丸瀬布IC―遠軽瀬戸瀬IC間の開通もあったが、全体では落ち込んだ。
 地区別では、札幌は88万6000㌧で前年度より1%の微増。帯広は26万6000㌧で19%増となった。旭川も26万5000㌧で16%増。函館や室蘭、網走、釧路は前年度実績を下回った。
 一方、17年度は国道274号日勝峠の災害復旧のほか、道横断自動車道足寄―北見や国道235号門別厚賀道路の整備などで、舗装工事は旺盛となる見通し。
 北海道舗装事業協会の調べによると、17年度の開発局発注の舗装工事は228件、金額は256億2800万円で、発注量は前年度より3―4割増えるとみている。
 発注量の増加とともに、合材需要も増えることが予想される。アベノミクスの大型補正で沸いた13年度の300万㌧には及ばないものの、280万―290万㌧に積み上がる公算だ。
 ただ、事業者の見方は厳しい。災害復旧のウエートが大きいほか、16年度2次補正による開通関連予算が40億円以上あり「定常的な事業環境とはいえない」(業界関係者)という。ポットホールやわだち掘れがあちらこちらで発生している道路事情を受け、修繕の拡充を望む声は根強い。
 16年度の稼働プラント数は108基で、前年度より6基減った。17年度は2基の休止が計画されており、生産体制の縮小からも業界環境の厳しさが現れている。

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