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北海道開発の役割は終わったのか?

【著者】
小林好宏北海道武蔵女子短大学長
佐藤馨一北海商科大商学部教授

【版型・ページ数】
B6判、200ページ

【定価】
本体952円+税

【内容】
第1章 北海道開発の役割は本当に終わったのか
第2章 人口減少社会における北海道イニシアティブ
第3章 北海道に高速道路がなぜ必要か
第4章 北海道新幹線はなぜ必要か
第5章 これからの建設業
第6章 市場経済における官の役割

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紹介記事(北海道建設新聞2008年11月20日付)

 北海道を支えてきた「開発」の意義とこれからのあるべき姿は―。小林好宏北海道武蔵女子短大学長と佐藤馨一北海商科大商学部教授の共著「北海道開発の役割は終わったのか?」 (B6判、200ページ、定価:本体952円+税)が北海道建設新聞社から11月28日に緊急出版される。緊急出版に当たり、両氏の北海道開発に対する思いと、本を通じて広く伝えたいことなどを聞いた。

 経済学と土木工学の権威が、北海道開発が置かれている現状を、それぞれの知見を基に冷静に分析し、北海道のポテンシャル(可能性)を発揮するための「開発」の検証と展望、そして開発を支える建設業の未来などを6章にわたって論述している。

 この中では、経済学の観点から見た建設業と他業種の相互補完による新たな事業展開や土木工学の観点で検証した高速道路と新幹線の北海道での必要性なども記述している。

 出版に際してのインタビューで両氏は、北海道開発をめぐる現状について「日本が困難な状況に陥ったとき、常に北海道が注目された。今、北海道開発は四面楚歌(そか)の状況にあるが、21世紀の日本を考え、困難な状況を乗り越えるためには、北海道が再び脚光を浴びる時期が来ると確信している」(小林氏)、 「昨今の批判は、この大地を切り開いた先人のものすごい努力と、さまざまな技術開発を忘れている。今『北海道開発はいらない』と言って技術の向上を怠ると、自然から手厳しい反撃を受けるだろう。ここはそういう土地だ」(佐藤氏)―と、北海道開発の意義が、一方的な議論で忘れられようとしている現状に危機感を示す。

 一方で、北海道のポテンシャルについて、両氏とも食料、エネルギー、環境などを挙げ、小林氏は食料とエネルギーに関して「安全保障の観点から、自給力の確保が重要。その舞台としては北海道が最適であり、国策としてその舞台を整備・維持することが不可欠だ」と、 経済学者の視点で食料とエネルギーを安全保障面でとらえ、「自給力」確保を主張する。佐藤氏は、新幹線と高速道路研究の第一人者として「この広大な土地をわずかな人口で支えていくためには、冬期間などの安全・安心な移動手段の確保、物流コストの低減化など、 暮らしと経済に直結する高速交通体系の確保が最も重要」と述べ、高速道路は安全性、新幹線は環境問題への寄与という視点が必要と強調する。

 建設業の役割に関して小林氏は「食やエネルギーを供給する生産装置として北海道が役割を果たすためには、整備と維持管理のノウハウを持ち、地域社会と雇用を支える建設業の活躍が今後も欠かせない」と語り、佐藤氏も「本州の人たちは、北海道に住むために毎年自然と闘っている、ということを理解していない。 自然との闘いを継続し、技術を向上させなければ、安全な暮らしはできなくなる。継続を怠った途端、人の住めない土地になる」と、道民の暮らしを支えてきた建設技術とそれを担った企業の役割を強調する。

 今回の共著のプロローグで小林氏は「研究者としての最後の課題を、愛してやまない北海道という場において考えてみたい。北海道に思いを寄せる多くの方々にお読みいただければ幸いである」と記し、北海道と北海道開発が置かれている現状を客観的に理解し、北海道の未来を考える上での手引書として活用されることを希望している。

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