おとなの養生訓

第14回
「ウォーキング」 〝1日1万歩〟合い言葉に

ジネスマンは、とかく運動不足になりがちです。運動不足になると、どうしてもお腹周りが気になってきます。スタイルもそうですが、肥満は万病の元でもあります。なんとか肥満を予防する必要があります。

 かといっても、忙しければ、休日にスポーツをしたりジムに通ったりするが関の山。結構、真剣にスポーツしていても、お腹の厚みは微動だにしない方も多いようです。

 運動は一時期に集中しても効果は薄いものです。出来れば、軽い運動でもいいので毎日続けるようにした方が、効果があることが分かっています。そこで、おすすめなのが歩くこと、今風でいえば「ウォーキング」です。

 厚生労働省の国民健康栄養調査によると、日本人は1日に平均して男性が7233歩、女性が6437歩、歩いています。ただ、健康を維持するには、男性で9200歩以上、女性で8300歩以上の歩行が推奨されていますので、まだ、歩き足りないということになります。

 そこで、一つの目標として1日1万歩を目指すことが合い言葉になりつつあります。つまり1日に3000歩程度余計に歩くようにしようというわけです。今は、廉価で手軽な万歩計がたくさん出回っていますから、歩数を数えるのは苦もないことです。

数を増やすためには、例えばエレベーターやエスカレーターは使わないで階段を上り下りする、通勤にマイカーを使わずに、公共交通機関を利用する、といったことでも効果があります。すでに公共交通機関を利用して通勤している人でも、歩数をさらに増やす手立てがあります。それは、目的の駅やバス停の手前で降りて歩くという方法です。

 例えば、札幌の地下鉄の場合、駅間距離は平均で1・04kmです。これを70cmの歩幅で歩いたとすると、1485歩、歩けることになります。朝の通勤では職場の一つ前、帰りは自宅近くの駅の一つ前で降りて歩いたとすると、それだけで、不足の3000歩を補い、1日1万歩が達成されるという具合です。

 もし、バスならば、町中のバス停間の距離はおおむね300mということですので、3停留所手前で降りれば、1日で3000歩近く歩ける算段になります。そういえば、札幌駅前の地下歩行空間を歩いている人、多いと思いませんか?

(札医大医学部教授)

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