2024年度に始まった北海道開発局の第9期総合開発計画。推進の実働部隊として各開発建設部に地域連携課を新設した。地域連携の旗振り役として、産業や観光資源、再生可能エネルギーの潜在力など有形無形の特色を生かした独自のまちづくりに協力する。けん引役の課長に連携の在り方や展望を聞く。（10回連載）

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釧路開建の井川大輔地域連携課長は「釧根地域は重要港湾や漁港を有し、湿原や河川、酪農地帯が広がる。2つの振興局管内をまたぐ広大な地域のため、自治体ごとで特色や課題が異なる」と分析する。地域の声をきめ細やかに吸い上げるための取り組みを推進。根室市を皮切りに釧根地区トラック協会や羅臼町などと意見交換会を開いている。（本間羽純）