旭川建管のポン川広域改修で49橋架け換えへ-18年度は農道橋着工

2017年08月29日 19時09分

 旭川建管は、ポン川広域河川改修で2018年度以降に49橋の架け換えを予定している。内訳は、ポン川本川が二号農道橋ほか6橋、支川の八千代川が12号橋ほか25橋、稲荷川が16橋。18年度は、詳細設計を終えている本川の二号農道橋に着工したい考えだ。

 ポン川は東神楽町の農地や市街地を流下し、忠別川に流れ込む1級河川。1994年にポン川、2011年に支川の八千代川と稲荷川で洪水による浸水被害が起きた。

 建管では、安全性確保に向けて92年度からポン川本川、14年度から八千代川・稲荷川で河川改修事業に着手。計画区間と事業費はポン川本川が8・9㌔、約114億円、八千代川工区が6・6㌔、約82億円、稲荷川工区が4・8㌔、約46億円。18年度以降の残事業費は本川、支川合わせて約147億円となっている。

 河川改修により川幅が広がることから橋梁の架け換えを実施する。二号農道橋は14年度にイズムグリーンが詳細設計を担当。現橋は橋長7・3m、全幅員3mの単径間PC中空床版桁橋。新橋は橋長24・5m、全幅員3mで、上部が単径間PC中空床版桁、下部が杭基礎の逆T式橋台となる。18年度には下部を施工したい意向だ。

 12号橋は6月発注の詳細設計を北海道土木設計が進めている。予備設計では橋長15・4m、全幅員6・5mの単径間H型鋼橋の現橋を、全幅員はそのままで橋長を41・2mまで伸ばした単径間ポステン単純PC箱桁橋に架け換える計画。19年度の施工を想定している。

 その他の橋梁は予備設計も未着手であり、橋梁管理者と協議して施工方針を固めた後、順次設計に取り掛かる方針だ。


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