夕張IC構内で全道の除雪車オペレーター精鋭が腕前競う

2017年08月30日 19時16分

競技後に優勝した紺田さんがデモンストレーションで腕前を披露した

 精鋭たちが腕前を競う―。東日本高速道路北海道支社とネクスコ・メンテナンス北海道は29日、夕張IC構内で第4回除雪車チャンピオンシップを開催した。道内全6事業所で除雪を担当する精鋭オペレーター18人が一堂に集い、除雪技術を競い合った。個人戦では、岩見沢作業所に所属する紺田勇斗さんが優勝し、団体戦でも同作業所が栄冠をつかんだ。

 2014年1月に釧路で開催したふゆトピア・フェアの除雪機械競技会を参考に、両社は同年から開催。6事業所に配置する除雪オペレーター約640人から選ばれた精鋭18人が腕前をぶつけ合った。

 競技は70点満点の減点方式で、安全知識や除雪の確実性、重機の操作性が評価項目。乗車前の安全点検から始まり、左カーブコース2カ所にセットした砂をどこまできれいに除去できるか競い、その後はS字のスラロームで走行タイムを計り、ドラム缶に設置した砂をマルチブレードで除去し、最後に車庫入れを行うという、難易度が高いコース。

 個人戦で優勝した紺田さんは、第2回大会に続き2度目の優勝。得点は満点で、2位だった室蘭八雲作業所の照井康司さんとは同点で、タイム差で1位を勝ち取った。紺田さんは「優勝は狙っていたので最高に嬉しい。スピード感には自信があったが、今回は全体的によくできたと思う。団体の方も〝ことしこそは〟という気持ちで臨んだが、優勝できて嬉しい」と喜びを爆発させていた。

 個人戦3位は、帯広夕張作業所の鷹巣健太さん。団体戦は準優勝が北広島銭函作業所、3位が帯広夕張作業所という結果だった。


関連キーワード: 建設機械 除排雪・雪対策

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 川崎建設
  • web企画
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (2,979)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,351)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,314)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,194)
おとなの養生訓 第126回「なぜ吐くのか」 空腹時...
2017年12月22日 (856)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。