神恵内村が役場庁舎を建て替えへ 近く基本設計を発注

2017年09月07日 07時30分

建て替えの方針が固まった神恵内村の現役場庁舎 神恵内村は、耐震強度が不足し老朽・狭あい化も著しい役場庁舎について、移転建て替えする方針を固めた。近く基本設計を発注する見通しで、遅くとも10月までには指名競争入札を実施するもよう。現時点で概算事業費には5億2000万円を見込んでいる。

 現在の役場庁舎は神恵内村81の4に位置。規模はRC一部S造、2階、延べ1149m²。1969年にRC造、延べ417m²の1階と、S造、延べ316m²の2階からなる本庁舎部分を建設しており、6年後の75年にはS造、2階、延べ264m²の消防庁舎を増築した。89年には、本庁舎部分でRC造、2階、延べ152m²を増築した。

 建設から既に47年が経過して老朽化が見られるほか、ドーコンに発注した14年度の耐震診断で、耐震強度不足が判明。この対策を講じる基本構想を策定するため、2017年度から庁内で本格的な検討に入っていた。

 村は5―6日にかけて、住民説明会を開催。説明会で村が用意した基本構想案によると、最有力建設候補地は現在の役場庁舎向かいに位置する、村有の駐車場を含む1989m²(神恵内村83の67ほか)としている。

 新庁舎の規模はRC造、3階、延べ約1400m²を想定。1階にホール、住民交流スペース、2階にホールと窓口、執務エリア、3階に執務エリアと防災機能拠点、議会スペースを設ける。
 消防庁舎は分離して別途建設する方向で検討しており、来年度の実施設計発注に向けて庁内で詳細を詰めていく。

 最短で本年度中の基本設計、18年度の実施設計と用地造成、19年度の着工という事業スケジュールを見込む。

 基本設計費は、9月下旬に開会する村議会に提出する一般会計補正予算案に盛り込む見通し。同案が可決され次第、指名通知する考えだ。


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