釧路スケート連盟(栗林定徳会長)と釧路市体育協会(張江悌治会長)は19日、釧路市柳町スピードスケート場を多様な競技に活用できるよう屋内総合スタジアムへの再整備を釧路市に要望した。事業費は15億―20億円を想定し、今後、官民一体となった再整備の推進活動を展開し、早期実現を目指す。
柳町スピードスケート場は1971年12月に供用開始。日本スケート連盟公認で冷却方式のリンク1面(1周400×15m)をはじめ、管理棟(RC造、2階、延べ2213m²)と記録棟(CB造、2階、延べ317m²)を備え、収容人数は管理棟の室内観覧席が883人、盛り土スタンド5000人となっている。
氷都くしろを象徴する施設として多くの逸材を輩出してきたが、現在、国内外の主要大会の多くは屋内リンクでの開催がほとんどで、屋内化を求める声が高まっていた。
この日、栗林、張江両会長は、釧路市の蝦名大也市長や渡辺慶蔵市議会議長に屋内総合スタジアムへの再整備を要望。市教育委員会スポーツ課では「今後、管理棟や記録棟を含めて、さまざまな問題について検討していかなければならない」と話している。