牛朱別川に150mの新橋建設を計画 旭川市の永山東光線整備

2017年09月28日 07時00分

 旭川市は、都市計画道路3・3・20永山東光線整備に伴い、牛朱別川で分断されている豊岡・東光地区と永山地区を結ぶ新たな橋梁の整備を計画している。早ければ2020年度に事業着手し、7年程度での完成を目指す。橋長は約150mで、すり付け区間も含めた総事業費は物件調査などをしていないため概算だが、50億円程度を見込む。18年度は河川協議や地元協議を進め、08年度に実施した予備設計を見直す修正設計に取り掛かりたい考えだ。

3.3.20永山東光線橋梁整備河川橋位置図

 永山東光線は、永山9丁目を走る道道鷹栖東神楽線との交点を起点に、東光11条3丁目の市道南6条通までを結ぶ延長7950mの幹線街路。終点側から道道愛別当麻旭川線までの約2・7㌔区間は整備を終えている。

 現在は永山10条4丁目の道道旭川環状線との交点から終点側へ1040m進んだ区間を4車線化し、JR石北本線南永山駅近くの踏切を除却して立体交差にする事業を、旭川建管が15年度から進めている。

 今回、市が事業化を目指しているのは、牛朱別川に架設予定の橋梁。永山地区と東光地区の市民委員会が1994年度に「河川橋の早期建設に関する陳情」を提出し、同年度の第3回定例会で採択された。その後も毎年永山地区市民委員会から要望が出されている。

 延長は橋梁約150m、道路区間約550mの計700mで計画。08年度に実施した予備設計によると、幅員は橋梁部が地覆を含む全幅26mで、内訳は車道両側6・5m、路肩両側1m、中央帯2m、自歩道両側4m。道路部は副道両側7・6mなどを含む全幅47・7mとなっている。

 橋梁形式は4径間連続鋼箱桁で、下部は逆T式橋台と壁式橋脚3基で構成。基礎は全て場所打ち杭基礎を想定している。

 今後は、18年度の予備修正設計を経て、19年度に河川協議と道路橋梁実施設計を行い、20年度の事業認可を目指す。


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