道総務部は、9月18日に本道を通過した台風18号による被害状況をまとめた。5日現在で判明している施設等被害は道と市町村分を合わせて2203カ所で総額は63億7800万円。建設部が所管する公共土木施設は43億600万円、農政部所管の農地・農業施設は1億500万円となった。
農作物やビニールハウスなどの営農施設被害も含んでいて、これらを除くと1197カ所で46億2600万円となる。水産と林業、公共土木施設のその他に含まれる海岸は被害額調査中のため、箇所数のみ計上。被害が追加になる可能性もあることから、被害額などは変動が見込まれる。
被害額が最も多いのは公共土木施設で、うち河川は91カ所、37億3800万円。農地・農業用施設は土砂流出や排水路破損など26カ所が被災した。このほか、経済部所管分は商業・工業施設など152カ所で7300万円、環境生活部は水道施設など52カ所で7000万円の被害となっている。
所管部ごとの被害状況は次の通り。(①被害箇所数②被害額)
◇総務部▽庁舎・公宅・文教施設①21カ所②200万円
◇総合政策部▽研究・通信・港湾施設①11カ所②4400万円
◇環境生活部▽水道・社会体育施設など①52カ所②7000万円
◇保健福祉部▽社会福祉施設など①11カ所②100万円
◇経済部▽商業施設など①57カ所(建物、設備)②600万円▽工業施設など①34カ所(建物、設備、商品)②2900万円▽その他施設など①61カ所(観光施設の倒木被害など)②3800万円
◇農政部▽農作物①1万8224ha②15億3700万円▽営農施設①1006カ所(ビニールハウスなど)②2億1500万円▽農地・農業用施設①26カ所(農地、排水路)②1億500万円
◇水産林務部▽水産①655カ所②集計中▽林務①70カ所②集計中
◇建設部▽河川①91カ所②37億3800万円▽道路①15カ所②4億4200万円▽橋梁①3カ所②1億600万円▽その他①3カ所②2000万円、海岸は調査中
◇教育庁▽学校・社会教育・文化財施設など①87カ所②2500万円