ホタテ貝殻や付着物をセメント資源化へ 森町が可能性調査

2017年10月06日 19時02分

 森町は、養殖ホタテの貝殻や付着物のセメント資源化に向けて可能性調査に着手する。実態調査や保管・排出方法、燃料や石灰石の代替としての成分分析・実証試験、事業展開の可能性などを検討し、年度内に報告書をまとめる。

 水産系未利用資源のセメント資源化プロジェクトと題し、環境省の補助を活用。処理や利活用を通じたCO2削減と、地域での新たな資源循環システム構築を目指す。9月補正で1500万円を予算化した。

 町内の養殖ホタテの水揚げ量は直近ピークの2014年で約3万2000㌧。このうち5―6割が貝殻、ザラボヤや藻などの付着物で、これらの有効な利活用は全国各地で課題となっている。

 そんな中、町は水産系副産物再資源化施設で破砕し、堆肥化を推進中。また、土壌改良材やコンクリート骨材(マッシェルコンクリート)への活用も見られるが、安定的な利用にはつながっていないのが現状だ。

 そこでセメントの原料の一つである石灰石や、焼成工程の燃料として利用できないか、あらためて実態調査してポテンシャルを把握することとした。

 具体的には現況把握、保管・排出方法、成分分析、脱水・発酵など処理方法検討、実証実験などを通じて石灰石や燃料の代替になるかを見極めるほか、他地域のセメント工場を活用した事業展開など、広域的な連携の可能性も調べる。


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