星野リゾート(長野県軽井沢町、星野佳路社長)は今冬、占冠村の星野リゾートトマムのゲレンデ中腹に、食事や買い物が楽しめる「ホタルストリート」をオープンする。スキーやスノーボードで滑走しながら店舗に立ち寄れる、日本初の「スキーインスキーアウトヴィレッジ」となる。
カフェやラーメン店、セレクトショップなど9棟の店舗がウッドデッキでつながった全長約160mの施設。リゾート内の宿泊施設にも屋根付き通路を接続することで、スキーをしない人も一緒にゲレンデ内で過ごせる空間を実現する。
スキー場シーズンの12月1日から店舗の営業を順次始め、同19日の全体オープンを予定している。
また、同社は新たな試みとして、4つ目となるホテルブランド「OMO(オモ)」を創設。全国に先駆け、旭川市の旭川グランドホテルをリブランドした「星野リゾートOMO7(オモセブン)旭川」を2018年4月28日に開業することも決めた。
同社は昨年、同ホテルの全株式と敷地・建物を買収、ことし春から運営を始めていた。「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」をコンセプトに、全237室のうち115室を遊び心のある客室に改装するほか、1階のフロントやカフェの大幅リニューアルを予定している。
18年5月に東京・大塚で、その後に大阪・新今宮駅前で開業するなど、全国各地で展開していく考えだ。