新十津川町は、現在基本設計を進めている新たな役場庁舎について、現庁舎北側に3階建てで建設することを検討している。構造はRC造が候補に挙がっていて、延べ床面積は約3600m²を想定。このうち約700―800m²が滝川消防署新十津川支署となる見込み。基本設計案がまとまり次第パブリックコメントを行い、2018年度に予定する実施設計に備える考えだ。
建設地は現庁舎敷地内の中央301の1。駐車場やバスの動線確保、国道からのアクセスを踏まえ、現庁舎の北側に建設する方針を掲げている。基本設計は5月に契約を結んだドーコンが担当。業務期間は18年2月28日まで。
構造や階数も検討中だが、現時点ではRC造、3階を考えていて、役場部分は1階に窓口機能、2階に町長室、3階に議会を設け、消防署部分は1階に車庫や宿直室、2階に事務所機能を置くことを構想している。
総事業費は最大25億円。内訳は工事費に約19億円、外構や消防の通信機器、現庁舎解体などに約4億5000万円、設計費などに約1億5000万円をみている。
実施設計も引き続きドーコンに依頼する予定。19、20年度の2カ年で施工し、21年度の供用開始を目指す。
工事の発注方法については、過去の大型工事で町内業者を含めた特定共同体を募集・指名し業者を決めていたことから、このケースを基に検討する。