1992年3月生まれの山田紗衣さんは、ドーコン(本社・札幌)で農業基盤整備の事業効果の算定や営農計画の策定などの業務を担当している。
東京都出身で帯広畜大畜産科学課程を卒業後、同社に入社。所属する農業部は人が少ないため任される仕事が多く、勉強しながら仕事に励む日々だ。これまでに計算で失敗したこともあるが、「周りの先輩たちが優しく、器の大きさにびっくりした」と話す。
年女の2016年は入社3年目になる。「これまで受け身で仕事をしていたけど、ことしは自分から踏み出してやっていきたい」と意気込む。
それ以上に大きな〝野望〟もある。現場に出ることだ。現在の業務は内勤で「1年のうち200日は会社にいると思う」と話すが、現場に出て、現場に近いコンサルになることが将来の夢だ。「営農計画を立てる仕事をしているが、地域ごと、農家ごとに状況が違う。見ないと気付かないこともあるので、状況を知った上で計画を立てたい」と目を輝かせる。
そして、仕事以外での目標は「オン・オフ」を切り替えて楽しむこと。そんな山田さんのオフの過ごし方は、「何か新しいことを」と思い、大学に入ってから始めたアイスホッケーだ。しかし、シーズンは冬のため、「夏は寝て過ごしていますね」と笑う。
(2016年1月21日掲載)