建築士資格など取得し貢献
田中組(本社・札幌)に入社し、建築部に配属された。北海道職業能力開発大学校で建築を学び、3年の時に同社でインターンシップ。「社内の雰囲気が良く、終わってすぐ先生に田中組に入りたいと言った」。念願かなっての入社だ。
技術を身に付けたいと思い、高校生の時に建築の道を志し、実践的な授業を行っている同大学校に進学した。在学中は、木造建築物を建てる実習でリーダーを務めたものの、工程管理などでは失敗も多かったというが、「この経験が、必ず今後の仕事に生かせる」と前向きに受け止めている。
インターンシップでは先輩たちから、仕事のことだけではなく、建設業の良いところも悪いところも包み隠さず教えてもらった。これが入社のきっかけになったという。
今は社内業務が中心だが、「部長や課長たちの話も面白く、楽しい雰囲気」と早速溶け込んでいる様子。7月ごろから札幌市内の現場に配属となる。
小学1年からずっと続けている水泳のおかげもあり、「体力面は自信がある」。いつかは小中学校や歴史的な建物の改修を手掛ける現場で働きたいと意気込む。
1級建築士や1級施工管理技士などの資格も取得し、「地元に貢献する」という夢をかなえるつもりだ。
(2016年4月22日掲載)