何でも挑戦、成長につなげる
「何でも挑戦しないと始まらない。失敗しても同じことを繰り返さないよう肝に銘じ、成長につなげたい」。小4から始めた柔道は2段。スポーツで培った体力と精神力を生かしたいという。「先輩の助言をしっかり受け止め、ゆくゆくは責任のある仕事を任せてもらえたら」と希望に胸を膨らませる。
釧路市出身で、釧路工高土木科を今春卒業した。高2のインターンシップで小針土建(本社・中標津)の道路改良現場を訪れ、先輩たちの仕事に対する真摯(しんし)な姿勢に感動。この時「一緒に頑張ろう」と入社を勧められ、「これだけ気配りが素晴らしく、尊敬できる人たちに囲まれた職場なら人生を託したい」と入社を決めた。
地元から近い就職先に「親がとても喜んでくれた」と言う。現在、会社の寮で暮らす。仕事以外では中標津町武道館に通って柔道の練習に励むほか、少年団では小中生の指導に当たる。「職場で認めてもらい、大好きな柔道を続けられる」と感謝する。
入社前から多くの先輩と交流を図り、心に響く言葉をもらっている。信頼を寄せる北嶋博次常務からは「まずは3年、それから7年、さらに10年我慢したら、ある程度の仕事はできるようになる」と教えられた。
土木本部に配属となり、5月から現場での仕事が始まる。「建設業の道を選んで良かったと思える人生を目指し、前へ進みたい」と力を込める。
(2016年4月28日掲載)