道は、地域企業の事業展開を後押しする地域未来投資促進法に関し、家具メーカー「カンディハウス」(本社・旭川)が申請した事業計画を承認した。旭川家具を国際家具見本市などに出展し、海外への販路拡大を目指す。(関連記事2面に)

　7月に施行された同法に基づく計画。市町村と都道府県が共同で基本計画を策定し、事業者はこれを基に事業計画を作成し、自治体へ申請する。国の同意を得ると地域経済に波及効果がある事業を減税するなど支援措置が受けられる。今回、菓子製造・販売「もりもと」(本社・千歳)も承認された。道が事業計画を承認したのは今回が初めて。

　カンディハウスは、海外において旭川家具の新市場開拓に向け、海外展示会への出展や現地コーディネーターによる販路拡大、家具ディーラーを招いた商談会の実施、海外市場向けの商品開発などを盛り込んだ事業計画を道に申請した。

　もりもとは、地域農産物をスイーツとして付加価値を付けるとともに、訪日外国人観光客対応の販売拠点の設置など各種事業開発を図る。