親の家、建てること目標に
徳島科学技術高を卒業し、カツイ(本社・岩見沢)に入社した。同時に初めての1人暮らしも始まり、仕事に家事と慣れないことだらけ。「今は必死です」と、はにかみながら話す。
出身は釧路市だが、両親の転勤で中高時代を徳島県で過ごした。建築に興味を持ったのは中学2年生の時。近所に住宅の建設現場があり「どういうふうに出来上がるのだろうと毎日想像するのが面白かった」。
入社の決め手は、生まれ育った北海道で働けることと、同社の歴史に引かれたため。「歴史を受け継ぎ、つぶさないようにしたい」と決意は固い。
1級建築士などの資格を取得し「所長として現場を動かして建物を造りたい」という思いのその先には、徳島に住む両親の家を建てるという大きな目標がある。
今は岩見沢市内の現場に配属。目にする光景に驚きの連続だが「早く仕事に慣れるよう頑張りたい」と、自慢の体力を武器に突き進む。
(2017年5月18日掲載)