札幌市は10月28日、札幌駅前通地下歩行空間北4条札幌駅側イベントスペースで、オリンピック・パラリンピックを考える学生アイデアコンテストの発表会を開いた。予選を通過した個人含む20グループが「つながり」をテーマに、多くの市民が未来の札幌五輪・パラリンピックに参加してもらえるようなイベントや企画を発表した。
将来を担う若者世代に、招致を目指す札幌冬季五輪・パラリンピックについて主体的に考えてもらうおうと開催。
審査員に元アルペンスキー選手の川端絵美氏や建築家の五十嵐淳氏、NAC代表のロス・フィンドレー氏らを迎え、創造性やレガシー、実現可能性、つながり度などの観点で評価した。
参加者は、持ち時間の5分以内でそれぞれの企画をアピール。参加する各国の食を通じて交流を深めるイベントや、交通・ファッション・食などをまとめたアプリ開発などの提案に対し、審査員からは開発コストなどの質問が投げ掛けられた。
最優秀賞には、冬季五輪種目の開催を各区に振り分けるほか、小学校での体験などを通じて子どものウインタースポーツ振興も図るといった企画を提案した、北海道教育大岩見沢校教育学部芸術スポーツビジネス専攻3年の村上真由さんが選ばれた。