道が設立を検討している林業大学校の美唄市内への誘致を目指す美唄市道立林業大学校誘致期成会(高橋幹夫美唄市長)はこのほど、高橋はるみ道知事宛てに要望書を提出した。美唄市へ誘致する優位性として、市内にある林業試験場と連携した研究ができること、実習林として市有林を提供できること―などを挙げている。
美唄市はことし8月、美唄市農業協同組合や美唄建設業協会、そらち森林組合、美唄地域人材開発センター運営協会、協同組合アースグローイングなど14団体で構成する期成会を設立した。
今回、道に提出した要望書では誘致の優位性として①林業試験場と連携した研究②隣接する岩見沢市に空知森林管理署や空知総合局林務課、森林室などの行政機関があること③期成会に加盟するそらち森林組合は空知管内の森林組合が広域で合併した組合で、より密接な地域間連携が図れる④札幌、旭川の中間にあり交通の便が良く、生徒や講師の生活面で優位⑤実習林として道有林があるほか、市有林を提供できる⑥校舎などの建設用地として無償で提供可能な市有地がある⑦2013年に閉校した専修大北海道短期大学があったため学生が住む居宅として学生向けのマンションが多数ある―の7点を挙げた。
期成会では、今月7日にも月形町の道民の森月形地区で間伐現場の視察を14人の参加で実施するなど、精力的な活動を展開している。