札幌市環境局は16日付で、駒岡清掃工場更新の敷地造成基本設計を一般競争公告した。開札は12月1日を予定。業務には敷地造成のほか、新工場への進入路と移設通路の整備に伴う道路・橋梁の予備設計も含んでいる。
南区真駒内602にある同清掃工場は、稼働から約30年が経過。老朽化の進行が著しいことから、現施設南側の真駒内129の3ほかの敷地約8・3haで建て替える。
処理能力は、現行と同じ1日当たり600㌧で計画。2024年度の運転開始を目指し、17年度の基本設計を経て18年度の実施設計、19年度の着工を予定している。
17年度に進める基本設計は、造成関連が整備予定地の切り土・盛り土なといった整地設計や、排水・用水設計といった内容。
このほか清掃工場更新に当たっては、整備予定地北側を走る駒岡清掃工場横線から、駒岡資源選別センター敷地内を通過するルートで延長約120m(3―4車線)の進入路新設を計画している。
ただ、整備予定地側に向かって地盤が高くなることから、高架式での整備を想定。また進入路に合わせて、センター東側に延長約100m(1―2車線)の移設通路も新設する考えで、業務にはこれらの予備設計も含めている。