登録番号:HK-070004-VE
【特徴】同工法は、ポリカーボネートシート(両面高耐候性シート)を使用した新しいタイプの越波防止柵である。
本体パネルは、ポリカーボネートシートを独自の折板形状に加工しており、H型鋼との接続には高耐食めっき鋼板「ZAM」(日新製鋼株式会社製)を使用し、沿岸部での腐食に強くなっている。工場組み立て加工によるユニットパネル工法により、寸法精度の向上を図っている。また、「構造検討」「形状確認」「強度試験」などを行い、性能を確認している。
従来の越波対策では、有孔鋼板もしくは鋼板を使用したものが多く採用されていたが、周囲の視界を遮ることから、景観上好ましいとはいえなかった。同工法では、ポリカーボネートシートを使用することにより、クリアで明るい視界が開け、視界を遮らず、景観にも優れたものとなっており、通行するドライバーの方にも好評を得ている。
現地では、事前のコンクリート擁壁改良およびH鋼設置後にユニットパネルを差し込み、固定する施工となっており、施工時間の短縮・施工用重機の小型化・道路通行規制時間の低減・作業時間の標準化などができる。これらのことにより、環境に配慮した工法となっている。
2007年6月にはNETISにも登録され、2014年11月には活用促進技術として評価されました。
【採用発注機関】
札幌開発建設部/小樽開発建設部/室蘭開発建設部/近畿地方整備局/九州地方整備局
問い合わせ先
AGCマテックス株式会社
AGCマテックス株式会社
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