札幌駅前通でビル建て替え ヒューリックが計画

2017年11月24日 09時30分

 不動産業のヒューリック(本社・東京)が、札幌駅前通に保有するヒューリック札幌NORTH33ビルの建て替えを計画していることが22日、分かった。新ビルの概要やスケジュールは未定だが、既にテナント入居者に転居を求めており、2018年9月にも全空室になる見通しだ。17年度中にも方向性を固める。同ビルに隣接して、みずほ銀行札幌支店などが入居する同社のヒューリック札幌ビルについても、一体開発の可能性があり、駅前通で新たなランドマークとなる再開発が予想される。

ヒューリック札幌NORTH33ビル

建て替え計画が浮上したヒューリック札幌NORTH33ビル(右)。隣接してヒューリック札幌ビルがある

 東京や大阪など全国主要都市にビルを保有する同社は、近年、自社ビルの建て替えや新規の開発事業を各地で進めている。ことし10月時点で建て替え中の施設だけでも5件を数えており、店舗や賃貸マンション、オフィスなどを備えた複合施設の建設で、賃料収入の増加を図っている。

 今回、対象となっている札幌市中央区北3条西3丁目1の47にあるヒューリック札幌NORTH33ビルは、オフィステナントとして1992年に竣工。SRC造、地下1地上12階、延べ約1万1000m²の規模で、地下鉄南北線さっぽろ駅から徒歩2分圏内と利便性が高い場所にある。

 同社は、建て替え理由や概要などは明らかにしていないが、計画に向けた協議を進めていることは認めた。17年度内にも新ビルの方向性を固めていくとしている。テナント入居者によると18年9月までの転居を求められているようで、改築に向けた動きはそれ以降になるとみられる。

 北3条西3丁目街区にはヒューリック札幌NORTH33ビルに隣接して、地下鉄駅直結のヒューリック札幌ビルがある。築50年以上が経過していることから、ビルのスケールメリットを生かした一体開発を進めるとみる不動産関係者の声が多く上がっている。

 こちらのビルの建て替えに関して同社は明言を避けたが、札幌駅前通では札幌大同生命ビルなど更新を迎えたビルの建て替えが進むほか、札幌都心部のオフィス空室率が、2%台と供給不足となっているだけに、今後の動向が注視される。


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