伊藤組土建取締役名誉会長の伊藤義郎氏の「旭日重光章受章記念祝賀会」が28日、京王プラザホテル札幌で開かれた。伊藤氏とゆかりのある関係者300人近くが全道各地から出席し、多大な功績をたたえるとともに、さらなる活躍に期待を寄せた。
札幌商工会議所や北海道建設業協会、札幌建設業協会など16団体が発起人となって開催。札幌交響楽団コンサートマスターの大平まゆみさんのバイオリン演奏、HBC少年少女合唱団による合唱で開会した。
発起人を代表して札幌商工会議所の岩田圭剛会頭があいさつに立ち、伊藤氏の功績や経歴などを紹介。その中で北海道建設業協会の会長として「50年余りにわたって建設業をけん引してきた。その卓越したリーダーシップで業界の発展、近代化などの課題に尽力していただいた」と称賛し、これからも「各分野の発展のためにご指導を」と、さらなる活躍を期待した。
高橋はるみ知事、田浦正人陸上自衛隊北部方面総監、和泉晶裕北海道開発局長、秋元克広札幌市長からも多大な功績をたたえる声が寄せられた。
伊藤氏は、岩田会頭から受章の内定を聞いたときは「思ってもいなかったので、本当にびっくりした」と、当時の心の内を披露。そして「皆さんに勲章を見てもらってよかった。多くの人に来ていただき、本当に幸せです」とお礼の言葉を述べた。
伊藤氏は社業をはじめ産業や経済の発展、建設業界の振興、スポーツや芸術、文化、医療、国際交流など多くの分野で活躍。その功績が認められ、昨年10月には北海道知事表彰の最高位で道内史上2人目となる北海道功労賞特別賞を受賞した。