鉄路廃止反対掲げる 留萌市長選に庄司氏が立候補表明

2017年12月04日 19時00分

 元NHK記者の庄司清彦氏が4日、留萌市役所市政記者室で、来年2月に予定されている留萌市長選挙への立候補を表明した。社会資本整備については、岩手県紫波町の複合施設オガールを例に「どこに重点的に投資をするかは市民との対話により決めるが、人が集い市民が楽しめるような施設に投資をしたい」と展望を語った。

留萌市長選に立候補した庄司氏

庄司氏(左)は新たな発想、新たなまちづくりで留萌を一新したいと抱負を述べた

 庄司氏は、羽幌町出身の53歳。1987年に道教育大旭川分校卒業、89年に筑波大大学院修士課程を修了。札幌市内の小学校教諭を経て、90年に道内の民間放送局に入社。その後、98年にNHKに入局し、山形放送局、札幌放送局などに勤務。12月2日、旭川放送局を最後に退局した。

 立候補の動機について、「現役世代の最後の時間を、ふるさとへの奉公に使いたい」と述べ、留萌一新と市民がやる気と誇りを取り戻すハートのあるまち留萌を訴える。

 政策の基本では市民の生命、財産を守ること、人を育てることの2点を強調し、地価の下落に直結するJR北海道留萌本線の廃止議論については反対の意向を示した。

 子どもへの投資も重視し給食の自然食化、無償化を掲げる。社会資本整備に関しては、交流人口の増加とにぎわい創出に成功した岩手県紫波町の複合施設オガールのように「市民が楽しめる施設への投資を優先したい」と述べた。


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