札幌市が駅前北5西1、2街区の基本計画策定へ

2017年12月07日 15時00分

 札幌市は2018年度に、札幌駅バスターミナル建て替えや再開発ビル整備を構想する北5西1、西2街区の基本計画策定に着手する方針だ。地権者を交え検討中の駅周辺のまちづくり計画がまとまり次第、両街区の基本計画策定に入る。整備する施設像や機能の方向性、概算の事業費をまとめ、18年度中に計画の具体化を図る考え。

 市は、JR札幌駅と周辺を都心まちづくりの最重点となる札幌駅交流拠点に位置付け。30年度の北海道新幹線開業や冬季五輪招致を見据え、都市機能や交通機能の強化を推進する方針だ。

 このうち、駐車場に暫定利用している市有地の北5西1街区と、商業ビルの札幌エスタ、札幌駅バスターミナルがある北5西2街区、駅前広場など周辺17haを、周辺開発を誘導するエリアとして、2月に先導街区整備基本構想を打ち出した。

 構想では西1街区に新たな機能を取り込んだ再開発ビル整備、西2街区の既存バスターミナルの建て替えによる交通機能、駅前広場を含む空間利用の再編をイメージする。

 整備は国の補助や支援が得られる市街地総合再生事業を活用する考え。現在は方向性を示す「まちづくり計画」を周辺地権者を交え検討している段階で、この策定後に再開発を構想する両街区の基本計画策定に入る。

 基本計画では、都市計画決定を見据え両街区の施設像や空間利用、バス、タクシー、地下鉄など各種公共交通とのアクセスを視野に入れた交通基盤の在り方を具体化し、事業費の見積もりも進める。

 公募型プロポーザルで受託者を募り策定作業を進める考えで、関連費用に3800万円を予算要求した。

 前段となるまちづくり計画は17年度中の策定を予定していたが、人の流れや街区形成に影響が大きい新幹線札幌駅のホーム位置が決まらず、18年度にずれ込む可能性もある。市はホーム位置の動向を見ながら、まちづくり計画や街区の基本計画策定作業を進める考えだ。

 19年度には事業化に向けた推進計画の策定を見込み、20年度の都市計画決定を経て、事業着手を目指していく。


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