道内初のラウンドアバウト導入へ調査設計進む 函館開建

2017年12月08日 12時00分

 函館開建は、旧JR江差線上ノ国駅前に位置する228号大留交差点でのラウンドアバウト(環状交差点)導入に向けて、調査設計を進めている。交差点の中心部に設ける中央島の直径は24m、それを取り巻くエプロンは幅員2・5m、環状の道路(環道)は同5・5mで計画。接続部は、延伸となる町道高校裏通線を含む4カ所で、それぞれ上下線の間にマウントアップした分離島を設ける。

 ラウンドアバウトは円形交差点の一種で、信号機を設置せず、道路標識によって時計回りの通行を指定するもの。環道の車両に優先権がある点が特徴となっている。

 上ノ国町大留交差点は、228号と道道江差木古内線、町道上ノ国駅前線が複雑に交わり、事故が発生しやすい。ここを道内初のラウンドアバウトとして整備し、交通事故対策のみならず、町のシンボルにする。

上ノ国駅前ラウンドアバウトイメージ図

ラウンドアバウトのイメージ

 完成後は、環道を走行する車両が優先のため交差点に進入する車両の速度が抑制され、追突事故防止につながる。時計回りの通行を指定することで車両の交錯箇所が減少し、出合い頭の事故防止効果も見込まれる。

 信号機の設置が不要なため、災害などによる停電時も混乱なく通行できるほか景観面も向上し、中央島へのモニュメント設置などで観光振興に寄与するのではとの期待もある。

 接続する各道路の幅員は車道が12―13mで、いずれも両側に歩道が付く。ラウンドアバウトと接続部の横断歩道付近まで同開建で整備し、その先は道と町がそれぞれ推進する。予算状況によるが、単年度での施工が見込まれる。

 町はこの整備に合わせて高校裏通線を延伸する計画。上ノ国駅前線はこれに伴い区間を変更するため、同交差点には接続しない。

 同開建は本年度、早期着工に向けて東鵬開発で施工計画検討などを進めている。


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