おとなの養生訓

おとなの養生訓 第110回「お茶」 気分転換や脳活性化に

2017年04月14日 17時56分

 様々なビジネスの現場には、「お茶」が登場します。来客へのもてなし、会議の最中、出勤したとき、休憩中、それに、昼食後。出てくるものは、日本茶に限らず、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、ミネラルウォーターなど様々。これら仕事の合間に出てくる飲料を総称して「お茶」ということが多いようです。

 来客のおもてなしでお茶を出すのは、のどの乾きを潤して、一息ついてもらうためといわれます。落ち着いた気分になれば、用談もスムーズに進むというものです。一方、会議でのお茶は、水分補給に加えて、とかく気詰まりな会議に雰囲気から、気分を転換するという効果があります。お茶はビジネスの句読点、という訳です。

 では、お茶にはどのような身体的効果が期待できるのでしょうか。まず、当たり前とはいえ水分補給です。仕事を続けると、ついついのどの乾きを忘れ、水分補給が後回しになりがちです。とくに現代人は昔に比べて、こまめに水分を補給する習慣が薄れていて、水分不足になりがちであると指摘されています。お茶があれば、仕事中にいつでも水分補給がこまめにできることになりますので、これは、体にいいことと言えます。

 さらに、お茶の定番である、日本茶、紅茶、コーヒーにはカフェインがたくさん含まれていますが、これは言うまでもなく、脳のはたらきを活性化させる作用を持ちます。時折お茶を飲めば、仕事の連続で少し疲れた脳を活性化し、クリアな状態で再び仕事に取り掛かれるようになるわけです。

 来客のおもてなしや会議中のお茶も、脳を活性化させる効果により、話を進展させ良い方向に導くことが期待できます。と、考えると、お茶は、ミネラルウォーターよりも、日本茶、紅茶、コーヒーの方が、お茶としての役割を十分に果たせそうです。

 昔は、事務所でのお茶出しというのは、女性事務員の仕事と位置付けられて、きわめて軽い仕事のように扱われていました。もちろん、「女性」に限定していたから差別的でもあったわけです。それで、お茶出しという仕事は、急速になくなって、各自、自己責任というところも多いようです。でも、お茶出しという仕事自体は、とても重要な責務を負っているのだと、つくづく思った次第です。社長さん、社員にお茶出ししてみません?

(札医大医学部教授・當瀬規嗣)


おとなの養生訓 一覧へ戻る

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

航空写真や建設予定地の位置情報などを重ねて表示できる地図ベースの情報サービスです。
  • 日本仮設
  • web企画
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

仏アクサ 札幌・ヤマハセンター跡地に高級ホテル
2020年01月23日 (2,989)
236号帯広市稲田―川西間3km区間を4車線化へ 帯広開建
2020年02月10日 (2,719)
コストコ 石狩湾新港に道内2店目を検討
2019年12月12日 (2,567)
新型コロナウイルス感染症で産業用マスクが品薄
2020年02月06日 (2,003)
深川留萌道、3月28日に全線開通 延長49㌔供用へ
2020年01月24日 (1,936)

連載・特集

連載 おとなの養生訓 new

おとなの養生訓
第177回は「感染防止」。接触感染を 防ぐには正しい手洗いを。睡眠と栄養 補給で免疫力低下の防止も重要です。

連載 深掘り

深掘り
地域発展には欠かせない、新技術と それを発展させたビジネスの創出。 〝勝ち〟にこだわる経営者らの発想や アイデアを紹介します。

連載 走り出したSDGs~建設業が取り組む意味

走り出したSDGs~建設業が取り組む意味
建設業がSDGsに取り組む意義を 報告。先進的に着手する道内建設業 を紹介します。