美唄市が新病院・保健福祉施設の基本設計概要をまとめる

2017年12月15日 12時00分

 美唄市は、改築などを計画している市立美唄病院と保健福祉総合施設の基本設計概要書の素案をまとめた。規模は、新病院がRC造、3階、延べ約7200m²、保健福祉総合施設がRC造、平屋、延べ約1340m²を想定。新病院は災害時に医療の中心的拠点として機能できるよう耐震構造とする。来年1月末までに基本設計を完了させ、その後、実施設計に移行する。

 市では、建設から50年以上が経過し、老朽化が進む市立病院(西2条北1丁目)の現地改築を計画。改築に当たり、同じ敷地内に保健福祉総合施設も建設する。両施設の基本設計は北海道日建設計が進めている。

 新病院は、内科、小児科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科の7科を基本とし、病床数は一般病棟52床、療養病棟34床の合計86床で、人工透析は26床とする。保健福祉総合施設は地域包括ケアシステムの中核機能や生涯を通した健康づくりの拠点機能などを持たせる。

市立美唄病院と保健福祉総合施設の配置計画図 市がまとめた基本設計の概要によると、整備は現病院での診療を継続しながら実施する。病院は敷地の南西側、保健福祉総合施設は北側に配置。一般駐車場は南東側に120台分、職員駐車場は北西側に75台分を用意する。リザーブ用地には将来的に地域包括ケアシステムの一翼を担う介護施設など居住系施設を建設することを想定している。

 両施設の階層ごとの配置計画を見ると、病院1階は外来や救急、検査部門などで構成。保健福祉総合施設は検診ホールや会議・研修室、交流活動室などを設ける。2階は一般病棟部門や人工透析部門、手術部門など、3階は療養病棟部門や医局・事務室、機械室などを配置。また、施設は災害時にも対応できるよう、非常用発電機や備蓄倉庫も整備する。

 事業費は、当初の計画で新病院が約35億円、保健福祉総合施設が約5億円と試算。しかし、労務単価や資材価格の上昇などにより事業費が増加する見込みであるため、建設コストの抑制について基本設計の中で検討を進めている。具体的には構造を免震構造から耐震構造に変更したり、エレベーターの設置台数を3基から2基に減らすなどの対策を取ることで、建設費の抑制を図っていく考えだ。

 新病院の建設期間は2019年1月ごろから19年度末までを見込み、20年夏ごろの開院を目指す見通しだが、市では今後、立地適正化計画の策定も予定しているため、同計画に基づく補助金を活用した場合にはこの予定が変更される可能性もあり、現段階では流動的な部分を残している。一方、保健福祉総合施設は20年度に実施設計を行い、21年度に建設するスケジュールを想定している。


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