4年ぶりの増加を予測 17年度の道内アス合材生産

2017年12月21日 09時00分

 2017年度の道内アスファルト合材生産量は、国道274号日勝峠の復旧工事などを要因に4年ぶりの増加に転じそうだ。北海道アスファルト合材協会の調べによると、4―10月の累計は191万4486㌧で前年同期比16%増。残り5カ月の生産量を過去最低だった15、16年度水準で当てはめて類推しても260万㌧は超えるとみられ、前年度割れは避けられる見通し。一方で18年度以降は日勝峠など特殊要因が少なくなることから、再び厳しい事業環境が懸念されている。

 北海道アスファルト合材協会によると、4―10月の道内合材生産量は191万4486㌧で前年同期比16%増。うち新規合材は38万9586㌧で23%増、再生合材は152万4900㌧で14%増えた。

道内アスファルト合材生産量の推移

 発注機関や資材団体などで構成する建設資材対策北海道地方連絡会は昨年6月、17年度のアスファルト合材需要(札幌市以外の市町村と民間工事を除く)を47.4%増の117万5586㌧と予測した。

 実際の生産量は8月で117万7938㌧を記録。年度末まで7カ月残した時点で、連絡会の予測を上回ったこととなる。

 17年度は大雨被害を受けた274号日勝峠の復旧のほか、十勝オホーツク自動車道の陸別小利別IC―訓子府IC間など舗装工事があり、合材製造も4年ぶりの復調が濃厚となってきた。

 地区別では、道央圏を表す札幌が69万4966㌧と10月時点で最多。前年同期よりも14%多く推移している。次いで帯広が29%増の25万4050㌧で追う。旭川は22万7544㌧で25%増、室蘭も19万4425㌧で14%増と大きく伸びた。

 しかし、業界関係者からは「今後は災害復旧の特需も少なくなり、ここ数年続いた250万㌧前後の需要量に戻ると厳しい。わだち掘れやポットホールなど修繕対策を望みたい」といった懸念の声も既に出ている。


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