網走刑務所住吉作業所用地を活用検討へ 大空町

2017年12月26日 19時00分

 大空町は、網走刑務所住吉作業所用地の利活用を検討している。住吉地区にある法務省所有の敷地503haで森林と自然を生かした地域活性化事業展開を構想。年明けにも検討業務を発注し、先進事例などを調査していく考えだ。

 同刑務所は畜産や畑作などの農作業を刑務作業の一環で実施。住吉作業所は刑務所の薪炭林を切り開いて作った農地で造林も施していたが、既に閉鎖し小屋など建物は全て除却されており、大半は自然林へと戻っている。

 観光ホテルが多く立地する網走湖にも近く、オホーツクの玄関口となっている女満別空港からも車で10分と優れた立地にあることから、町は利活用を模索。2012年度に自然環境調査を実施済みで、チドリケマンといった希少植物の分布も確認されている。

 こうした特徴を踏まえて町では森林散策、自給自足の生活体験といった事業を構想。具体的な内容は年明けから始まる調査結果を受けてから検討に入る予定で、町企画財政課は「余り手を加えず活用できる方法が望ましい」と話す。

 一方、広大な土地で民有地とも多くの境界に接し、所有権確定にコストがかかるなど払い下げには困難も多いことから、土地取得にはこだわらず国からの貸与、共同利用といった方法も模索。事業展開に当たっては網走農大など地域学術機関との連携も視野に入れている。


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