蘭越町は、蘭越診療所と昆布診療所を統合し、新たな診療所を建設する方針だ。2018年度の基本設計・実施設計を経て、工事は19年度から2カ年で進める。21年4月の開業を目指す。
1974年建設の蘭越診療所は蘭越町156の48に位置し、規模はRC造、2階、延べ1001m²。昆布診療所は昆布町24の52に位置し、S造、2階、延べ622m²の規模で88年に建設された。両診療所とも病床は備えているものの、現在は医師1人、看護師2、3人で外来のみに対応している。しかし地域の人口減少や、医師の高齢化、看護師確保の困難さなどを踏まえて統合する。
建設予定地は、JR蘭越駅付近の蘭越町138の1ほかにある町有地2000m²で、現在は駐車場となっている。1日の外来患者数50人を見込む無床診療所として、小児科、内科などに対応する予定。
町は18年1月にも建設検討委員会を組織し、18年度は基本設計、実施設計を発注。19年度から2カ年で建設するというスケジュールを描く。設計、工事の入札方法、規模などはこれから委員会で詰めていく。