将来は自分の家を塗装してみたい
転職先は建設業、ひだの塗装工業に入社
2017年4月、ひだの塗装工業(本社・旭川)に入社。毎日塗装について学べるのが楽しいようで、ことしの目標には「できる仕事を増やして、自分で考えて行動すること」を掲げる。
大学卒業後、自動車販売店に勤務していたが、以前から建設業界に興味があり、体を動かすことが好きだったため転職を決意した。全く無関係の職種から飛び込んだが、仕事を通して塗装への関心が高まっているといい、「今は建物を見ると、どんな塗装がされているのか気になるようになった」と仕事に夢中な様子。
現在は先輩を手伝い、主に建物の塗装を担当しながら技能習得に励んでいる。特に注意しているのは、塗る箇所の周囲を汚さず、表面の色合いを均一に仕上げること。「塗料が入った重いバケツを両手に持つことや材料の名前、機械の操作方法を覚えることが大変」と話すが、先輩からは上達していると褒められているそうだ。
会社の中で唯一の女性技能者だが、学生のときからサッカー部など男性が多い中で活動してきたことに加え、「和式しかないところもあるけれど、ほとんどの現場に女性用トイレが設置されている」など環境も整っており、働きにくいとは感じていないという。
今後の目標は2年後の塗装2級技能士取得、5年後の1級取得で、「将来は自分の家や親の家を自分の手で塗装してみたい」と夢を語る。趣味は学生時代の友達とサッカーやスノーボード、スケートボードなどをすること。1994年1月18日生まれ、23歳、旭川市出身。(高)