75社が100歳―。帝国データバンク札幌支店は、2018年に周年記念を迎える道内の「アニバーサリー企業」をまとめた。対象6869社のうち、創業100周年は75社。建設関連では、丸彦渡辺建設(札幌)、萩原建設工業(帯広)が節目の年を迎える。
企業概要データベース「COSMOS2」(147万社収録)を基に、10―130周年を迎える道内企業を抽出・分析。創業から10年刻みで集計している。
大型観光ホテルを運営する第一滝本館(登別)の創業160周年が最長で、ホテルや医療機関向けなど業務用寝具類の販売を手掛けるトリベール(札幌)の150周年がこれに続く。
100周年を迎える主な企業は、丸彦渡辺建設や萩原建設工業のほか、輸入販売を主体に手掛けるハガ木材(札幌)、鉄スクラップの回収・加工販売に取り組む斉藤商店(北見)など。
創業10、30、50、100周年の企業数を業種別に見ると、10周年はサービス業、30、50周年は建設業、100周年は小売業が最多だった。年商規模別では、創業10、30、50、100周年全てのカテゴリーで、1億円未満が最多となっている。
地域別では、石狩が各周年で最も多く、うち10周年は555社と全体の52.3%を占めた。100周年に関しては、石狩の18社に次いで、上川の12社、胆振の10社の順となっている。