「新幹線ホーム位置の早期決定を」 道と札幌市がコメント

2018年01月04日 19時00分

 北海道新幹線札幌延伸の終着となる札幌駅ホーム位置は、決定を見ぬままに新年を迎えた。認可案と東案、地下案の3案で進む検討の具体的な内容は費用の一部を負担する札幌市、北海道にも示されずにいる。北海道、札幌の玄関口となる駅前でのまちづくりへの影響も大きく、新年早々、両自治体トップからは情報共有と早期決定を求める声が上がった。

 鉄道・運輸機構とJR北海道、道、市の4者は2017年12月18日に事務レベルの会議を開き、検討状況を共有した。費用の大きさから、関係者間に地下案採用が難しくなったとの見方が広がる中、4日の年頭会見で道と市の両トップは、詳細な状況説明と早期決定を求めるコメントを出した。

 札幌市の秋元克広市長は「会議で機構から地下案は非常に経費がかかるため、なかなか難しいという話があったようだ。ただ、最終判断ではないと聞いている」と説明。その上で、3案の課題や経費を開示して議論を進めるよう伝えたことを明らかにした。

 高橋はるみ知事も「会議では地下案を検討から外すという説明はなかったと聞いているので、現在も3案で議論を重ねていると理解している」と説明した。

 人の流れを左右するホーム位置は、市が進める駅前のまちづくり計画にも影響が大きい。秋元市長は、方向性を決めた上で20年度までには都市計画決定手続きに入る必要があると指摘。「そう残された時間はない。ことしの早い時期に情報提供を」と要求した。高橋知事は「駅前を含めた、まちづくりの観点からも一日も早く決着しなければならない」と強調。検討結果の提示とともに、経済界の意見も十分に聞くよう強く申し入れる意向を示した。

 検討状況について鉄道・運輸機構は「3案で検討を進めているが最終的な結論は出ていない。JR北海道とも調整して、地下案を含めた検討結果を、できるだけ早く道と札幌市に示したい」と述べた。


関連キーワード: 新幹線

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • Easy維~持~!
  • 日本仮設
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

釧路に新名所「釧之助本店」がオープン 水族館や食堂も
2018年07月06日 (13,255)
複合市街地形成へ 新さっぽろ駅周辺地区計画概要明らかに
2018年06月28日 (2,310)
加森観光がルスツで設備投資拡大 大型商業施設建設も視野
2018年06月26日 (2,051)
千秋庵ビル跡地にホテル、店舗など複合施設を計画
2018年07月11日 (1,618)
旧KKRホテル解体は8月着工 竹中工務店に依頼
2018年07月08日 (1,617)

連載・特集

連載 道総研 研究・活動報告2018new

明日を支える
昨年に引き続き、北海道立総合研究機構建築研究本部の取り組みや課題を紹介します。

連載 おとなの養生訓new

おとなの養生訓
第139回は「汗は臭くない」。暑い季節、気になるにおいの原因をあなたはご存じでしたか?